Java 起動オプションの指定
java.opts ファイルを作成することにより、カスタム Java® 起動オプションを指定できます。このファイルは 1 行ごとに 1 つのオプションが記述されているテキスト ファイルです。たとえば、-D コマンドを使用すると、property=valuevalue をシステムの property に代入することができます。
java.opts ファイルは次のいずれかのフォルダーに配置します。
オペレーティング システム プロンプトから MATLAB® を起動する場合は、MATLAB 起動フォルダー。詳細については、MATLAB 起動フォルダーを参照してください。
起動フォルダーに
java.optsファイルがない場合、MATLAB はフォルダーを確認します。matlabroot/bin/archmatlabrootは関数matlabrootの出力で、archは MATLAB 関数computer('arch')の出力 (たとえば、glnxa64) です。この場所に配置した
java.optsファイルはすべてのユーザーに適用されますが、そこにあるファイルを変更する権限を個々のユーザーはもっていない場合があります。
以下の状況では、java.opts ファイルを使用しないでください。
Java デバッガーの使用を有効にする場合、
matlab-jdbコマンドを使用してください。詳細については、matlab (Linux)またはmatlab (macOS)を参照してください。MATLAB のデスクトップ バージョンの Java ヒープ サイズを調整する場合、Java ヒープ メモリ設定を使用してください。
静的 Java クラス パスを変更する場合。
javaclasspath.txtファイルを作成してください。詳細については、Java クラス パスの静的パスを参照してください。ライブラリ パスを変更する場合。
javalibrarypath.txtファイルを作成してください。詳細については、ネイティブ メソッド ライブラリの特定を参照してください。MATLAB が起動時に Java に指定する組み込みオプションをオーバーライドする場合。
java.optsのオプションは、組み込みリストの終わりに追加されます。これらの追加オプションが組み込みオプションをオーバーライドするかどうかは JVM に依存し、Java バージョンによって異なる場合があります。MATLAB が Java に指定するオプションを確認するには、次のコマンドを実行します。java.lang.management.ManagementFactory.getRuntimeMXBean.getInputArguments
参考
matlab (Linux) | matlab (macOS)