起動時に MATLAB 検索パスをフォルダーに追加する
起動時に MATLAB® 検索パスにフォルダーを追加する方法は 2 つあります。startup.m
ファイルを使用するか、または環境変数 MATLABPATH
を設定することができます。
startup.m
ファイルの使用
startup.m
ファイルは起動時のオプションを指定するものです。addpath
ステートメントを startup.m
ファイルに含めることで、フォルダーを検索パスに追加できます。たとえば、指定したフォルダー /home/
を起動時に検索パスに追加するには、次のステートメントを username
/mytoolsstartup.m
に含めます。
addpath /home/username/mytools
addpath
ステートメントを使用した startup.m
ファイルの作成の詳細については、MATLAB 起動ファイルでの起動オプションの指定を参照してください。
環境変数 MATLABPATH
の設定
環境変数 MATLABPATH
を設定して起動時にフォルダーを検索パスに追加することもできます。
Windows
Windows® で環境変数 MATLABPATH
を設定するには、Windows の [コントロール パネル] で [システム] を開き、[システムの詳細設定] を選択します。[環境変数] ボタンをクリックします。[新規] または [編集] をクリックして、環境変数 MATLABPATH
を作成または編集します。表示されるダイアログ ボックスで、変数名を MATLABPATH
に設定し、変数の値を、検索パスに追加するフォルダーのセミコロン区切りのリストに設定します。たとえば、c:\matlab_files\myfolder1
と c:\matlab_files\myfolder2
の 2 つのフォルダーを環境変数 MATLABPATH
に追加するには、変数の値として「c:\matlab_files\myfolder1;c:\matlab_files\myfolder2
」と入力します。[OK] をクリックして変数を設定し、ダイアログ ボックスを終了します。MATLAB を再起動して新しい設定を有効にします。
環境変数をコマンド ウィンドウから設定するには、コマンド set MATLABPATH=
を実行します。ここで、folders
folders
はセミコロン区切りのフォルダーのリストです。たとえば、c:\matlab_files\myfolder1
と c:\matlab_files\myfolder2
の 2 つのフォルダーを環境変数 MATLABPATH
に追加するとします。次のコマンドを実行します。
set MATLABPATH=c:\matlab_files\myfolder1;c:\matlab_files\myfolder2
環境変数を設定したら、同じコマンド ウィンドウから MATLAB を起動して設定を有効にしなければなりません。環境変数はコマンド ウィンドウが開いている間のみ有効です。
UNIX および Mac
UNIX® および Mac で環境変数 MATLABPATH
を設定するには、ターミナルでコマンド export MATLABPATH=
を実行します。ここで、folders
folders
はコロン区切りのフォルダーのリストです。
たとえば、UNIX プラットフォームで /home/j/Documents/MATLAB/mine
と /home/j/Documents/MATLAB/research
の 2 つのフォルダーを環境変数 MATLABPATH
に追加するとします。次のコマンドを実行します。
export MATLABPATH=/home/j/Documents/MATLAB/mine:/home/j/Documents/MATLAB/research
環境変数を設定したら、同じシェルから MATLAB を起動して設定を有効にしなければなりません。環境変数はシェルが開いている間のみ有効です。
メモ
C シェル (csh
または tcsh
) を使用している場合、環境変数 MATLABPATH
を設定するコマンドは setenv MATLABPATH
です。folders
将来のすべての MATLAB セッションでフォルダーを追加するには、環境変数 MATLABPATH
をシェル構成スクリプトの一部として設定します。