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グラフィックスのシステム要件

システムの最小要件

MATLAB® グラフィックスの一般的な機能の多くは、すべてのシステムでサポートされています。

推奨されるシステム要件

最高のグラフィックスの結果を得るには、以下のシステムでなければなりません。

  • 1 GB 以上の GPU メモリ。

  • ハードウェア アクセラレーションによる OpenGL® 2.1 以降の実装をサポートするグラフィックス ハードウェア。2006 年以降にリリースされた大半のグラフィックス ハードウェアには、OpenGL 2.1 以降が組み込まれています。それより前のバージョンの OpenGL を使用している場合、大半のグラフィックス機能は引き続き動作しますが、一部の高度なグラフィックス機能は使用できません。詳細は、特定の要件をもつグラフィックス機能を参照してください。最良のパフォーマンスを得るには、OpenGL 4.0 以降を推奨します。

  • コンピューター メーカーまたはグラフィックス ハードウェア ベンダーから入手可能なグラフィックス ドライバーの最新バージョン。

グラフィックス ハードウェアの特定方法の詳細については、rendererinfo を参照してください。

R2015b 以降、MATLAB は、フル システム解像度を使用する DPI 対応のアプリケーションとなっています。MATLAB グラフィックスは、Apple Retina® ディスプレイに接続された Macintosh システムや高 DPI Windows® システムを含め、すべてのシステムで鮮明に表示され、適切にスケーリングされます。

グラフィックス ドライバーのアップグレード

グラフィックス ハードウェアのベンダーは、ハードウェア パフォーマンスを改善するために更新されたグラフィックス ドライバーを頻繁に提供します。グラフィックス ハードウェアが MATLAB で確実に動作するよう、グラフィックス ドライバーを最新バージョンにアップグレードしてください。

  • Windows システムの場合、Lenovo®、HP®、Dell® などのコンピューター メーカーの Web サイトにドライバーの更新プログラムがないか確認してください。更新プログラムがない場合、次に示すグラフィックス ハードウェア ベンダーの Web サイトを確認してください。AMD® Web サイト、NVIDIA® Web サイトまたは Intel® Web サイト

  • Linux® システムの場合は、オープンソースの代替品でなく、ベンダー独自の仕様のドライバーを使用してください。

  • Macintosh システムの場合、グラフィックス ドライバーはオペレーティング システムの一部です。提供される最新の更新プログラムを使用してください。

特定の要件をもつグラフィックス機能

大半のグラフィックス機能が、すべてのシステムで動作します。ただし、一部のグラフィックス機能のサポートは、次に依存します。

  • グラフィックス レンダラーのハードウェア版、ハードウェア基本機能版、ソフトウェア版のうち、いずれの実装を使用しているか。既定では、グラフィックス ハードウェアでサポートされている場合、MATLAB はハードウェア アクセラレータ版のグラフィックスを使用します。ハードウェア基本機能版とソフトウェア版の OpenGL は、低水準グラフィックス問題を回避するために使用できる代替オプションです。場合によっては、MATLAB は自動的にソフトウェア版 OpenGL に切り替えます。詳細については、rendererinfo を参照してください。

  • レンダラー実装のバージョン (OpenGL 2.1 など)。

次の表に、高度なグラフィックス機能と、各機能がサポートされる環境を示します。機能の詳細については、rendererinfo を参照してください。

グラフィックス機能 ハードウェア版 OpenGL ハードウェア基本機能版 OpenGL Windows のソフトウェア版 OpenGLLinux のソフトウェア版 OpenGL WebGL™
グラフィックスの平滑化OpenGL 2.1 以降でサポートOpenGL 2.1 以降でサポートサポートなしサポートなしサポートあり
深度剥離による透明度OpenGL 2.1 以降でサポート無効サポートなしサポートありサポートあり
頂点の中心揃えOpenGL 2.1 以降でサポート無効サポートなしサポートなしサポートあり
ハードウェア アクセラレータ版のマーカーOpenGL 4.0 以降でサポート無効サポートなしサポートなしサポートあり

参考

関数

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