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raw2rgb

RAW ファイル内のカラー フィルター配列 (CFA) イメージの RGB イメージへの変換

R2021a 以降

    説明

    rgbImage = raw2rgb(filename) は、filename で指定された RAW ファイル内の CFA イメージを RGB イメージに変換します。

    rgbImage = raw2rgb(filename,Name,Value) は、名前と値の引数を使用して追加のオプションを指定します。

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    ファイル内のカラー フィルター配列 (CFA) イメージを、sRGB 色空間の 16 ビット RGB イメージに変換します。

    rgb = raw2rgb("colorCheckerTestImage.NEF");
    imshow(rgb)

    Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

    CFA イメージを、Adobe RGB 1998 色空間の 8 ビット RGB イメージに変換します。

    rgb = raw2rgb("colorCheckerTestImage.NEF",BitsPerSample=8,ColorSpace="adobe-rgb-1998");
    imshow(rgb)

    Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

    CFA イメージを、カメラのネイティブ色空間の 16 ビット イメージに変換します。ホワイト バランスは D65 光源を基準として設定します。

    rgb = raw2rgb("colorCheckerTestImage.NEF",ColorSpace="camera", ...
        WhiteBalanceMultipliers="D65");
    imshow(rgb)

    Figure contains an axes object. The axes object contains an object of type image.

    入力引数

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    RAW ファイルの名前。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。filename は、ファイル名および拡張子を含む絶対パス、または現在のフォルダーか MATLAB® パス上の任意のフォルダーからの相対パスとして指定します。

    データ型: char | string

    名前と値の引数

    オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

    例: rgb = raw2rgb("colorCheckerTestImage.NEF",BitsPerSample=8,ColorSpace="adobe-rgb-1998");

    R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

    例: rgb = raw2rgb("colorCheckerTestImage.NEF","BitsPerSample",8,"ColorSpace","adobe-rgb-1998");

    RGB イメージのレンダリング時にコントラスト ストレッチを適用。数値、あるいは logical 0 (false) または 1 (true) として指定します。

    出力 RGB イメージのサンプルあたりのビット数。8 または 16 を指定します。

    出力 RGB 値の色空間。"srgb""camera"、または "adobe-rgb-1998" を指定します。"srgb" 色空間および "adobe-rgb-1998" 色空間の詳細については、異なる色空間間での変換についてを参照してください。"camera" 色空間はデバイスにネイティブです。

    データ型: char | string

    RGB イメージのレンダリング用のホワイト バランス調整。次のリストにあるいずれかの文字列、またはデータ型 double の 1 行 N 列ベクトルとして指定します。

    説明
    "AsTaken"カメラがイメージのキャプチャに使用するホワイト バランス乗数
    "D65"D65 光源を使用してイメージをバランスする場合に必要なホワイト バランス乗数
    "ComputeFromImage"CFA イメージの解析によって決定されるホワイト バランス乗数
    1 行 N 列のベクトルデータ型 single または double の 1 行 N 列のベクトルとして指定されるカスタム ホワイト バランス乗数。Bayer センサー イメージの場合、N は 4 でなければならず、係数の次数は rawinfo によって報告される CFALayout フィールドに一致している必要があります。Bayer センサー以外の場合、N は rawinfo によって報告される SamplesPerPixel フィールドに一致していなければなりません。

    データ型: double | char | string

    出力引数

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    RGB イメージ。M x N x 3 の数値配列として返されます。M と N の値は、それぞれ rawinfo によって報告される RenderedImageSize フィールドの最初と 2 番目の要素に対応します。

    rgbImage には、名前と値の引数 BitsPerSample の値に応じて uint8 または uint16 のいずれかを指定できます。

    ヒント

    • この関数は、CFA イメージ データの読み取りに LibRaw バージョン 0.20.2 を使用します。

    • 関数 raw2rgb は JPEG 圧縮を利用する RAW ファイル形式をサポートしていません。

    拡張機能

    バージョン履歴

    R2021a で導入

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