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imresize3

3 次元ボリューム強度イメージのサイズ変更

説明

B = imresize3(V,scale) は、3 次元数値ボリュームまたは 3 次元カテゴリカル ボリューム V のサイズの scale 倍のボリューム B を返します。

B = imresize3(V,[numrows numcols numplanes]) は、3 要素ベクトル [numrows numcols numplanes] で指定された行数、列数および平面数をもつボリューム B を返します。

B = imresize3(___,method) は、method で使用される内挿法を指定し、ボリューム B を返します。

B = imresize3(___,Name,Value) は、Name,Value ペアで操作の特性を制御し、サイズ変更されたボリュームを返します。

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MRI ボリュームをワークスペースに読み取ります。

s = load('mri');
mriVolumeOriginal = squeeze(s.D);
sizeO = size(mriVolumeOriginal);

ボリュームを可視化します。

figure;
slice(double(mriVolumeOriginal),sizeO(2)/2,sizeO(1)/2,sizeO(3)/2);
shading interp, colormap gray;
title('Original');

Figure contains an axes object. The axes object with title Original contains 3 objects of type surface.

すべての次元のサイズを 2 分の 1 に縮小して、ボリュームのサイズを変更します。この例では、既定の内挿法とアンチエイリアシングを使用しています。

mriVolumeResized = imresize3(mriVolumeOriginal, 0.5);
sizeR = size(mriVolumeResized);

サイズ変更されたボリュームを可視化します。

figure;
slice(double(mriVolumeResized),sizeR(2)/2,sizeR(1)/2,sizeR(3)/2);
shading interp, colormap gray;
title('Resized');

Figure contains an axes object. The axes object with title Resized contains 3 objects of type surface.

入力引数

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サイズを変更するボリューム。3 次元数値配列または 3 次元 categorical 配列として指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | uint8 | uint16 | uint32 | categorical

倍率。数値スカラーとして指定します。

  • scale が 1 より小さい場合、出力イメージは入力ボリュームより小さくなります。

  • scale が 1 より大きい場合、出力イメージは入力ボリュームより大きくなります。

imresize3 はボリュームの各次元に倍率を適用します。次元ごとに異なるサイズ変更係数を適用するには、代わりに Scale の名前と値のペアの引数を使用します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力ボリュームのサイズ。[rows columns planes] 形式で正の整数の 3 要素ベクトルとして指定します。1 つの数値を指定し、その他 2 つの値を NaN として指定すると、imresize3 はその他の 2 要素を自動的に計算して縦横比を維持します。

データ型: single | double

内挿法。一般的なメソッドまたは名前付き内挿カーネルを識別する、次の表の値のいずれかを指定します。

Method説明

"nearest"

最近傍内挿。

最近傍内挿は、categorical イメージでサポートされている唯一の内挿法であり、このタイプのイメージに対する既定のメソッドです。

"linear"

線形内挿

"cubic"

3 次内挿。3 次内挿は数値ボリュームに対する既定の設定です。

メモ

3 次内挿は、元の範囲外のピクセル値を生成します。

内挿カーネル説明
"box"

箱型のカーネル。

箱型のカーネルは、categorical イメージでサポートされている唯一の内挿カーネルです。

"triangle"三角のカーネル ("linear" と等価)
"lanczos2"Lanczos-2 カーネル
"lanczos3"Lanczos-3 カーネル

データ型: char | string

名前と値の引数

オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: "Antialiasing",false

ボリューム縮小時のアンチエイリアシングの実行。true または false として指定します。

  • method"nearest" の場合、Antialiasing の既定値は false になります。

  • 内挿 method"box" 内挿カーネルで、入力ボリュームが categorical の場合、Antialiasing の既定値は false になります。

  • その他すべての内挿法の場合、Antialiasing の既定値は true です。

データ型: logical

内挿法。string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。詳細については、method を参照してください。

データ型: char | string

出力ボリュームのサイズ。[rows cols planes] 形式の正の整数の 3 要素ベクトルとして指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

サイズ変更の倍率。正の数値または正の数値の 3 要素ベクトルとして指定します。スカラーを指定する場合、imresize3 はボリュームの各次元に同じ倍率を適用します。3 要素ベクトルを指定する場合、imresize3 は各次元に異なるスケール値を適用します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

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サイズ変更されたボリューム。入力ボリューム V と同じクラスの配列として返されます。

拡張機能

バージョン履歴

R2017a で導入

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