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contains

イメージにワールド座標系の点が含まれているかどうか判断します

説明

TF = contains(R,xWorld,yWorld) は、logical 配列 TF を返します。対応する点 (xWorld(k)、yWorld(k)) が 2 次元空間参照オブジェクト R に関連付けられているイメージの境界内にある場合に限り、各要素 TF(k) は true です。

TF = contains(R,xWorld,yWorld,zWorld) は、各点が 3 次元空間参照オブジェクト R に関連付けられたイメージの境界内にあるかどうかを示します。

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2 次元イメージをワークスペースに読み取ります。

I = imread('cameraman.tif');

イメージに関連付けられた imref2d 空間参照オブジェクトを作成します。

R = imref2d(size(I))
R = 
  imref2d with properties:

           XWorldLimits: [0.5000 256.5000]
           YWorldLimits: [0.5000 256.5000]
              ImageSize: [256 256]
    PixelExtentInWorldX: 1
    PixelExtentInWorldY: 1
    ImageExtentInWorldX: 256
    ImageExtentInWorldY: 256
       XIntrinsicLimits: [0.5000 256.5000]
       YIntrinsicLimits: [0.5000 256.5000]

特定のワールド座標がイメージに含まれているかどうかを確認します。

res = contains(R,[5 8 8],[5 10 257])
res = 1x3 logical array

   1   1   0

この結果は、点 (5,5) および (8,10) がイメージ境界内にあり、点 (8,257) がイメージ境界外にあることを示しています。この結論は、空間参照オブジェクト RXWorldLimits および YWorldLimits プロパティと一致しています。

3 次元イメージをワークスペースに読み取ります。このイメージは、27 フレームの 128 × 128 ピクセル イメージから構成されます。

load mri;
D = squeeze(D);

イメージに関連付けられた imref3d 空間参照オブジェクトを作成します。

R = imref3d(size(D))
R = 
  imref3d with properties:

           XWorldLimits: [0.5000 128.5000]
           YWorldLimits: [0.5000 128.5000]
           ZWorldLimits: [0.5000 27.5000]
              ImageSize: [128 128 27]
    PixelExtentInWorldX: 1
    PixelExtentInWorldY: 1
    PixelExtentInWorldZ: 1
    ImageExtentInWorldX: 128
    ImageExtentInWorldY: 128
    ImageExtentInWorldZ: 27
       XIntrinsicLimits: [0.5000 128.5000]
       YIntrinsicLimits: [0.5000 128.5000]
       ZIntrinsicLimits: [0.5000 27.5000]

特定の 3 次元ワールド座標がイメージに含まれているかどうかを確認します。

res = contains(R,[5 6 6 8],[5 10 10 257],[1 27.5 28 1])
res = 1x4 logical array

   1   1   0   0

この結果は、点 (5,5,1) および (6,10,27.5) がイメージ境界内にあることを示します。点 (6,10,28) および (8,257,1) はイメージ境界外にあります。この結論は、空間参照オブジェクト RXWorldLimitsYWorldLimits、および ZWorldLimits プロパティと一致しています。

入力引数

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空間参照オブジェクト。imref2d または imref3d オブジェクトとして指定します。R はイメージに関連付けられています。

ワールド座標系の x 次元に沿った座標であり、数値スカラーまたは数値ベクトルとして指定します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

ワールド座標系の y 次元に沿った座標であり、数値スカラーまたは数値ベクトルとして指定します。yWorld は、xWorld と同じ長さです。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

ワールド座標系の z 次元に沿った座標であり、数値スカラーまたは数値ベクトルとして指定します。zWorld は、xWorld および yWorld と同じ長さです。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

出力引数

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座標がイメージの境界内に存在するかどうかを示すフラグです。logical スカラーまたはベクトルとして返されます。TF は、入力座標ベクトル、xWorldyWorld、および (該当する場合) zWorld と同じ長さです。

データ型: logical

バージョン履歴

R2013a で導入