イメージの印刷
MATLAB® イメージを出力して別のアプリケーション (ワードプロセッシング プログラムやグラフィックス エディターなど) で使用する場合は、関数 imwrite
を使用して、適切な形式でファイルを作成します。詳細については、グラフィックス形式でのファイルへのイメージ データの書き込みを参照してください。
イメージを印刷する場合は、関数 imshow
を使用して、MATLAB Figure ウィンドウにイメージを表示します。イメージ ビューアーを使用している場合は、[ファイル] メニューの [Figure に出力] オプションを使用しなければなりません。このオプションを選択すると、イメージ ビューアーによって別の Figure ウィンドウが開き、イメージが表示されます。この Figure ウィンドウで標準の MATLAB 印刷機能にアクセスできます。また、[Figure に出力] オプションを使用して、概要ツールおよびピクセル領域ツールに表示されるイメージを印刷することもできます。
Figure ウィンドウにイメージが表示されると、MATLAB print
コマンド、または Figure ウィンドウの [ファイル] メニューの [印刷] オプションを使用してイメージを印刷できます。Figure ウィンドウから印刷する場合、出力には、ラベル、タイトル、その他の注釈などイメージ以外の要素が含まれます。
印刷に影響するグラフィックス オブジェクトのプロパティ
出力はグラフィックス オブジェクトのさまざまなプロパティの設定を反映します。場合によっては、目的の結果を得るために特定のプロパティの設定を変更する必要があります。次にイメージの印刷時に役立つヒントを紹介します。
イメージの色は画面上の表示と同じように印刷されます。これは、Figure オブジェクトの
InvertHardcopy
プロパティの影響をイメージが受けないことを意味します。正しいサイズと縦横比で印刷されるようにするには、Figure オブジェクトの
PaperPositionMode
プロパティをauto
に設定します。PaperPositionMode
がauto
に設定されている場合、印刷される図の幅と高さは、画面上の図の次元によって決まります。既定の設定では、PaperPositionMode
の値はmanual
です。PaperPositionMode
の既定値をauto
にする場合は、以下の行をstartup.m
ファイルに追加します。set(0,"DefaultFigurePaperPositionMode","auto")
File/Print または print
コマンドを使用した印刷に関する詳細については、[ファイル] メニューからの Figure の印刷を参照してください。print
コマンドのオプションの一覧については、MATLAB コマンド ライン プロンプトで help print
を入力するか、print
コマンドのリファレンス ページを参照してください。