グラフィックス形式でのファイルへのイメージ データの書き込み
この例では、関数 imwrite
を使用して、サポートされているいずれかのグラフィックス ファイル形式でイメージ データをワークスペースからファイルに書き込む方法を説明します。
イメージ データをワークスペースに読み込みます。この例では、インデックス付きイメージ X
を、関連付けられているカラーマップ map
と共に、MAT ファイル trees.mat
から読み込んでいます。
load trees
whos
Name Size Bytes Class Attributes X 258x350 722400 double caption 1x66 132 char map 128x3 3072 double
imwrite
で変数の名前と作成する出力ファイルの名前を指定し、イメージ データをビットマップ ファイルとしてエクスポートします。拡張子をファイル名に含めた場合、関数 imwrite
は適切なファイル形式を推測しようとします。たとえば、ファイル拡張子 .bmp
は、Microsoft Windows ビットマップ形式を指定します。形式を関数 imwrite
の引数として明示的に指定することもできます。
imwrite(X,map,'trees.bmp')
imwrite
の形式固有のパラメーターを使用して、エクスポート プロセスの諸側面を制御します。たとえば、PNG ファイルでは、ビット深度を指定できます。説明のために、イメージを TIFF 形式でワークスペースに読み取り、そのビット深度を確認します。
I = imread('cameraman.tif'); s = imfinfo('cameraman.tif'); s.BitDepth
ans = 8
ビット深度を 4 に指定して、イメージを PNG 形式のグラフィックス ファイルに書き込みます。
imwrite(I,'cameraman.png','Bitdepth',4)
新しく作成したファイルのビット深度を確認します。
newfile = imfinfo('cameraman.png');
newfile.BitDepth
ans = 4