ワークスペースへのイメージ データの読み取り
この例では、関数 imread
を使用して、グラフィックス ファイルから MATLAB® ワークスペースにイメージ データを読み取る方法を説明します。
トゥルーカラー イメージをワークスペースに読み取ります。この例では、JPEG 形式を使用するグラフィックス ファイルからイメージ データを読み取ります。
RGB = imread("football.jpg");
イメージ ファイル形式が 8 ビットのピクセルを使用している場合、関数 imread
はイメージ データを uint8
値の m x n x 3 の配列として返します。PNG や TIFF などの 16 ビット データをサポートしているグラフィックス ファイル形式に対しては、関数 imread
は uint16
値の配列を返します。
whos
Name Size Bytes Class Attributes RGB 256x320x3 245760 uint8
グレースケール イメージをワークスペースに読み取ります。この例では、TIFF 形式を使用するグラフィックス ファイルからイメージ データを読み取ります。関数 imread
はグレースケール イメージを uint8
値の m 行 n 列の配列として返します。
I = imread("cameraman.tif");
whos
Name Size Bytes Class Attributes I 256x256 65536 uint8 RGB 256x320x3 245760 uint8
インデックス付きイメージをワークスペースに読み取ります。関数 imread
では 2 つの変数を使用して、インデックス付きイメージをワークスペースに格納します。1 つの変数はイメージ用で、もう 1 つはそれに関連付けられているカラーマップ用です。関数 imread
では、イメージ配列自体のクラスが uint8
または uint16
であっても、カラーマップを double
クラスの行列に常に読み取ります。
[X,map] = imread("trees.tif");
whos
Name Size Bytes Class Attributes I 256x256 65536 uint8 RGB 256x320x3 245760 uint8 X 258x350 90300 uint8 map 256x3 6144 double
これらの例では、関数 imread
は、使用するファイル形式をファイルの内容から推測します。ファイル形式を関数 imread
の引数として指定することもできます。関数 imread
は、Graphics Interchange Format (GIF)、Joint Photographic Experts Group (JPEG)、Portable Network Graphics (PNG)、Tagged Image File Format (TIFF) 形式などの数多くの一般的なグラフィックス ファイル形式をサポートしています。サポートされているビット深度やイメージ形式に関する最新情報は、imread
および imformats
のリファレンス ページを参照してください。
pep = imread("peppers.png","png"); whos
Name Size Bytes Class Attributes I 256x256 65536 uint8 RGB 256x320x3 245760 uint8 X 258x350 90300 uint8 map 256x3 6144 double pep 384x512x3 589824 uint8