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fpe
推定されたモデルの赤池の最終予測誤差
説明
例
推定されたモデルの最終予測誤差の計算
伝達関数モデルを推定します。
load iddata1 z1; np = 2; sys = tfest(z1,np);
最終予測誤差 (FPE) 値を計算します。
value = fpe(sys)
value = 1.7252
あるいは、モデルの Report
プロパティを使用して値にアクセスします。
sys.Report.Fit.FPE
ans = 1.7252
FPE の基準を使用した、精度と複雑度のトレードオフが最適なモデルの選択
複数の出力誤差 (OE) モデルを推定し、赤池の最終予測誤差 (FPE) の値を使用して精度と複雑度のトレードオフが最適なものを選択します。
推定データを読み込みます。
load iddata2
1:4 の範囲で変化するモデル次数を指定します。
nf = 1:4; nb = 1:4; nk = 0:4;
選択した次数範囲の考えられるすべての組み合わせで OE モデルを推定します。
NN = struc(nf,nb,nk); models = cell(size(NN,1),1); for ct = 1:size(NN,1) models{ct} = oe(z2, NN(ct,:)); end
モデルに対する小さいサンプルサイズの補正された AIC の値を計算し、最も小さい値を返します。
V = fpe(models{:}); [Vmin, I] = min(V);
AIC の値が最も小さい最適なモデルを返します。
models{I}
ans = Discrete-time OE model: y(t) = [B(z)/F(z)]u(t) + e(t) B(z) = 1.067 z^-2 F(z) = 1 - 1.824 z^-1 + 1.195 z^-2 - 0.2307 z^-3 Sample time: 0.1 seconds Parameterization: Polynomial orders: nb=1 nf=3 nk=2 Number of free coefficients: 4 Use "polydata", "getpvec", "getcov" for parameters and their uncertainties. Status: Estimated using OE on time domain data "z2". Fit to estimation data: 86.53% FPE: 0.9809, MSE: 0.9615
入力引数
出力引数
value
— 最終予測誤差 (FPE) 値
スカラー | ベクトル
最終予測誤差 (FPE) 値。スカラーまたはベクトルとして返されます。複数モデルの場合、value
は value(k)
が k
番目の推定モデル modelk
に対応する行ベクトルになります。
詳細
赤池の最終予測誤差 (FPE)
赤池の最終予測誤差 (FPE) 基準は、異なるデータ セットでモデルをテストする状況をシミュレートすることでモデルの品質を示す尺度です。複数の異なるモデルを計算した後、この基準を使用してそれらを比較できます。赤池の理論では、精度が最も高いモデルの FPE が最も小さくなります。
モデルの推定と検証の両方に同じデータ セットを使用する場合、モデル次数を増やすほどモデル構造の柔軟性が高まり、常に適合度が向上します。
赤池の最終予測誤差 (FPE) は、次の方程式で定義されます。
ここで、
"N" は推定データ セット内の値の数です。
e(t) は予測誤差の "ny" 行 1 列のベクトルです。
は推定されたパラメーターを表します。
"d" は推定されたパラメーターの数です。
パラメーターの数がサンプルの数を超える場合、モデルの推定が実行されるときに FPE は計算されません (model.Report.FPE
は空です)。fpe
コマンドは NaN
を返します。
ヒント
FPE 値は、モデルの推定時に計算されて格納されます。この値にアクセスする場合は、モデルの
Report.Fit.FPE
プロパティを参照してください。
参照
[1] Ljung, L. System Identification: Theory for the User, Upper Saddle River, NJ, Prentice-Hall PTR, 1999. See sections 7.4 and 16.4.
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
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