ssdata

状態空間モデル データにアクセスする

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構文

[a,b,c,d] = ssdata(sys)
[a,b,c,d] = ssdata(sys, 'cell')
[a,b,c,d,Ts] = ssdata(sys)

説明

[a,b,c,d] = ssdata(sys) は、状態空間モデル (LTI 配列) sys から行列 (または多次元配列) データ A、B、C、D を抽出します。sys が、伝達関数または零点-極-ゲイン モデル (LTI 配列) である場合、最初に状態空間に変換されます。状態空間モデルのデータ形式の詳細は、ss (Control System Toolbox) を参照してください。

sys が記述子表現 (空でない行列 E) で現れる場合、等価で陽的な形式が最初に派生します。

sys に内部遅延がある場合、最初に内部遅延をすべてゼロに設定すること (0 次のパデ近似の作成) によって、A、B、C、D が得られます。システムによっては、遅延をゼロに設定すると、特異値の代数ループが作成されることがあります。そのため、ゼロ遅延の近似が正しく行われないか、間違って定義されることになります。このようなシステムでは、ssdata で行列を表示することはできず、エラーが返されます。このエラーが表示されても、モデル sys 自体に問題があることにはなりません。

一般化状態空間 (genss) モデルの場合、ssdata は、すべての制御設計ブロックの現在のノミナル値で評価された状態空間モデルを返します。静的な制御設計ブロックの genss モデルの依存関係にアクセスするには、モデルの A、B、C、および D プロパティを使用します。

[a,b,c,d] = ssdata(sys, 'cell') は、状態の数が可変である状態空間モデルの配列について、各モデルの状態空間行列を cell 配列 a、b、c、および d の別々のセルとして抽出します。

[a,b,c,d,Ts] = ssdata(sys) はサンプル時間 Ts も返します。

入力引数

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状態空間モデル。ss (Control System Toolbox) モデル オブジェクトとして指定します。

出力引数

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状態行列。Nx 行 Nx 列の行列として返されます。ここで Nx は状態の数です。

入力から状態への行列。Nx 行 Nu 列の行列として返されます。ここで Nx は状態の数、Nu は入力の数です。

状態から出力への行列。Ny 行 Nx 列の行列として返されます。ここで Nx は状態の数、Ny は出力の数です。

直達行列。Ny 行 Nu 列の行列として返されます。ここで Ny は出力の数、Nu は入力の数です。

サンプル時間。スカラーとして返されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

参考

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