arxstruc
単出力 ARX モデルの損失関数の計算
構文
V = arxstruc(ze,zv,NN)
引数
ze
推定データ セットとして、
iddata
オブジェクトまたはidfrd
オブジェクトを指定できます。zv
検証データ セットとして、
iddata
オブジェクトまたはidfrd
オブジェクトを指定できます。NN
各種の ARX モデル構造の数を行列として定義します。
NN
の各行の形式は次のとおりです。nn = [na nb nk]
説明
メモ
arxstruc
は単出力システムにのみ使用します。arxstruc
は単入力と多入力の両方のシステムをサポートします。
V = arxstruc(ze,zv,NN)
は、最初の行に損失関数が格納された V
を返します。V
の残りの行には、次数と遅延が対応する損失関数のすぐ下になるようにして NN
の転置が格納されます。V
の最後の列に ze
のデータ点の数が格納されます。
出力引数 V
の解析には selstruc
を使用するのが最適です。v
の情報に基づく最適なモデル構造の選択には、通常は selstruc
が使用されます。
例
ヒント
ze
と zv
はそれぞれ、出入力データを含む iddata
オブジェクトです。周波数領域データと idfrd
オブジェクトもサポートされます。NN
で定義された各モデル構造のモデルがデータ セット ze
を使用して推定されます。その後、それらのモデルを検証データ セット zv
に適用した場合の損失関数 (正規化された予測誤差の二乗和) が計算されます。データ セット ze
と zv
は同じサイズである必要はありません。ただし、同じセットにすることもでき、その場合は計算が高速になります。
バージョン履歴
R2006a より前に導入