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HDL Cosimulation 設計サポート ファイルの再配置

HDL Cosimulation ブロックを含む Simulink® モデルを共有するには、Simulink モデルとともに HDL Cosimulation 設計サポート ファイルを再配置する必要があります。HDL Cosimulation ブロックに関連付けられている HDL シミュレータに応じて、異なるファイルを再配置する必要があります。

次のセクションでは、current directory は HDL Cosimulaton ブロックを含む Simulink モデルの場所を指します。このフォルダーは、Cosimulation Wizard を使用して HDL Cosimulaton ブロックを作成した場所と同じです。new directory は、Simulink モデルの新しい場所を示します。

Vivado シミュレータ

HDL Cosimulation ブロックが Vivado® シミュレータを使用していて、new directory で HDL Cosimulation ブロックのデバッグ オプションを変更する必要が ない場合、次のファイルを current directory から new directory にコピーします。

  • 生成された HDL Cosimulation ブロックを含む Simulink モデル ファイル (.slx)

  • xsim.dir フォルダー

new directory の HDL Cosimulation ブロックのデバッグ オプションを変更する必要がある 場合は、次の手順に従ってください。

  1. これらのファイルを current directory から new directory にコピーします。

    • 生成された HDL Cosimulation ブロックを含む Simulink モデル ファイル (.slx)

    • HDLソースファイル

      メモ

      たとえば、これらのファイルを保持するソース ディレクトリが IP のリポジトリを保持する共有ディスク上にある場合、HDL ソース ファイルをコピーする必要はありません。

    • hdlverifier_compile.m

    • hdlverifier_compile.tcl

    • hdlverifier_gendll.tcl

    • hdlverifier_gendll_<DUT>.m

  2. MATLAB® を開き、new directory を MATLAB の現在のフォルダーとして設定します。操作:

    1. 前の手順で HDL ソース ファイルを元の場所からコピーした場合は、現在のフォルダーから hdlverifier_compile.tcl を開きます。セクション Add source files to project の下で、SRCx 変数を HDL ソース ファイルを含むディレクトリとして設定します。変更を保存してファイルを閉じます。

    2. 現在のフォルダからhdlverifier_gendll.tclを開きます。デバッグ オプションは line 2 で指定されます。`-value {off}` を `-value {waves}` または `-value {all}` に変更できます。変更を保存してファイルを閉じます。

    3. MATLAB コマンド ウィンドウで hdlverifier_compile を実行します。

    4. MATLAB コマンド ウィンドウで hdlverifier_gendll_<DUT> を実行します。

これで、モデルを new directory で使用する準備が整いました。

クエスタシミュレータ

HDL Cosimulation ブロックが Questa® シミュレータを使用する場合は、次の手順に従ってください。

  1. これらのファイルを current directory から new directory にコピーします。

    • Simulink モデル ファイル (.slx) には、生成された HDL Cosimulation ブロックと、Compile HDL Design および Launch HDL Simulator というラベルの付いた対応するシアン色のブロックが含まれています。

    • HDLソースファイル

      メモ

      たとえば、これらのファイルを保持するソース ディレクトリが IP のリポジトリを保持する共有ディスク上にある場合、HDL ソース ファイルをコピーする必要はありません。

    • compile_hdl_design_<DUT>.m

    • hdlverifier_compile_design.do

    • launch_hdl_simulator_<DUT>.m

    • parameter_<DUT>.cfg

  2. 前の手順で元の場所から HDL ソース ファイルをコピーした場合は、新しいディレクトリから hdlverifier_compile_design.do を開きます。セクション Add source files to project の下で、SRCx 変数を HDL ソース ファイルを含むディレクトリとして設定します。変更を保存してファイルを閉じます。

これで、モデルを new directory で使用する準備が整いました。

Xcelium シミュレーター

HDL Cosimulation ブロックが Xcelium™ シミュレータを使用する場合は、次の手順に従ってください。

  1. これらのファイルを current directory から new directory にコピーします。

    • Simulink モデル ファイル (.slx) には、生成された HDL Cosimulation ブロックと、Compile HDL Design および Launch HDL Simulator というラベルの付いた対応するシアン色のブロックが含まれています。

    • HDLソースファイル

      メモ

      たとえば、これらのファイルを保持するソース ディレクトリが IP のリポジトリを保持する共有ディスク上にある場合、HDL ソース ファイルをコピーする必要はありません。

    • compile_hdl_design_<DUT>.m

    • hdlverifier_incisive_compile.sh

    • launch_hdl_simulator_<DUT>.m

    • parameter_<DUT>.cfg

  2. 前の手順で元の場所から HDL ソース ファイルをコピーした場合は、new directory から hdlverifier_incisive_compile.sh を開きます。「ソース フォルダーの定義」セクションで、SRCx 変数を HDL ソース ファイルを含むディレクトリとして設定します。変更を保存してファイルを閉じます。

これで、モデルを new directory で使用する準備が整いました。

参考

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