HDL コーディング標準のレポート

HDL コーディング標準のレポートには、生成された HDL コードがコード生成時に選択した業界のコーディング標準にどの程度準拠しているかが示されます。

このレポートにはエラー、警告およびメッセージが含まれます。レポート内のエラーおよび警告は元の設計内の要素にリンクされているので、問題を修正し、その後コードを再生成できます。コーディング標準に準拠するために HDL Coder™ で自動修正された箇所がメッセージに示されます。

また、レポートには生成されたコードが準拠するコーディング標準のルールがリストされます。このレポートを検証して、本製品によってチェックされるコーディング標準のルールを確認できます。

HDL コーディング標準についての詳細は、HDL コーディング標準を参照してください。

ルールの概要

ルールの概要のセクションには、エラー、警告、メッセージの合計数が示され、対応するルールがリストされます。概要に示された各ルールは、詳細なルールの階層セクション内のルールにリンクしています。

ルールの階層

ルールの階層セクションには、HDL Coder によってチェックされる以下の 3 つのカテゴリのルールがすべてリストされます。

名前、クロックおよびリセットのルールを含む、基本的なコード記述法。
組み合わせおよび同期ロジック、演算子、有限ステートマシンのルールを含む、RTL 記述法。
端子、関数ライブラリ、ファイルおよびコメントのルールを含む、RTL 設計手法ガイドライン。

HDL コードが特定のルールに準拠しない場合、自動的に修正された結果やエラーまたは警告の原因となる設計要素へのリンクが、ルールに応じて表示されます。リンクをクリックすると、設計要素が強調表示された設計が開きます。設計の問題を修正し、その後コードを再生成できます。

ルールとレポートのカスタマイズ

レポートに受け渡しルールを表示しないようにするには、HDL コーディング標準のカスタマイズオブジェクトの ShowPassingRules プロパティを使用します。また、コーディング標準のルールを無効にしたり、カスタマイズしたりすることもできます。HDL Coding Standard Customization Propertiesを参照してください。

警告およびエラーの修正方法

設計変更によって修正できる警告およびエラーの詳細については、以下を参照してください。