MATLAB での HDL コーディング標準レポートの生成
生成したコードが業界標準にどの程度準拠しているかを示す HDL コーディング標準レポートを生成できます。コーディング標準レポートとコーディング標準のルールをカスタマイズすることもできます。
HDL ワークフロー アドバイザーの使用
HDL ワークフロー アドバイザーを使用して HDL コーディング標準レポートを生成するには、次の手順に従います。
[HDL コード生成] タスクの [コーディング標準] タブを選択します。
[HDL コーディング標準] で [Industry] を選択します。
[コーディング標準] タブにある他のオプションを使用して、コーディング標準のルールをカスタマイズすることもできます。
[実行] をクリックしてコードを生成します。
コードの生成後、メッセージ ウィンドウに HTML 準拠レポートへのリンクが表示されます。
コマンド ラインの使用
コマンド ライン インターフェイスを使用して HDL コーディング標準レポートを生成するには、coder.HdlConfig
オブジェクトの HDLCodingStandard
プロパティを Industry
に設定します。
たとえば、設計 mlhdlc_sfir
に対しテストベンチ mlhdlc_sfir_tb
を使用して HDL コードと HDL コーディング標準レポートを生成するには、次のコマンドを入力します。
hdlcfg = coder.config('hdl'); hdlcfg.TestBenchName = 'mlhdlc_sfir_tb'; hdlcfg.HDLCodingStandard='Industry'; codegen -config hdlcfg mlhdlc_sfir
### Generating Resource Utilization Report resource_report.html ### Generating default Industry script file mlhdlc_sfir_mlhdlc_sfir_default.prj ### Industry Compliance report with 0 errors, 8 warnings, 4 messages. ### Generating Industry Compliance Report mlhdlc_sfir_Industry_report.html
HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクトを指定すると、コーディング標準レポートとコーディング標準のルールのチェックをカスタマイズできます。たとえば、mlhdlc_sfir
という設計と mlhdlc_sfir_tb
というテスト ベンチがあるとします。HDL コーディング標準のカスタマイズ オブジェクト cso
を作成し、IfElseChain
プロパティを使用して if-else ステートメント チェーンの最大長を 5 に設定して、コードを生成できます。
hdlcfg = coder.config('hdl'); hdlcfg.TestBenchName = 'mlhdlc_sfir_tb'; hdlcfg.HDLCodingStandard='Industry'; cso = hdlcoder.CodingStandard('Industry'); cso.IfElseChain.length = 5; hdlcfg.HDLCodingStandardCustomizations = cso; codegen -config hdlcfg mlhdlc_sfir