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パススルー実装および No HDL 実装

パススルー実装および No HDL 実装

実装説明
パススルー実装

ブロックの入力が直接その出力に渡されるパススルーを実装します。HDL Coder™ は、次のブロックでパススルーの実装をサポートしています。

  • Convert 1-D to 2-D

  • Reshape

  • Signal Conversion

  • Signal Specification

No HDL

NoHDL の実装は、生成されるコードからブロックを完全に削除します。したがって、シミュレーションでブロックを使用できますが、HDL コード内では "ノーオペレーション" として扱われます。この実装は、シミュレーション内では重要でも HDL コード内では無意味な多くのブロック (Scope や Assertion など) で使用されます。

この実装をサブシステムの代替の実装としても使用できます。

NoHDL サブシステムを駆動するロジックにより、未接続のロジックが HDL コードで削除される可能性があります。詳細については、生成された HDL コードの冗長なロジックと未使用ブロックの削除を参照してください。

NoHDL サブシステムの出力端子は推奨されません。NoHDL サブシステムは生成されたモデルに表示されますが、このサブシステムの駆動のみを行うロジックと共にコード生成前に削除されます。NoHDL サブシステムの周囲にあるロジックの HDL を生成するには、代わりに Simulink® でこのサブシステムをコメント スルーします。詳細については、ブロックのコメント アウトとコメント スルーの使用を参照してください。

特殊用途の実装に関連する情報については、外部コンポーネントのインターフェイスを参照してください。