ssRegisterDataTypeHalfPrecision
半精度データ型を登録し、そのデータ型 ID を返す
構文
extern int ssRegisterDataTypeHalfPrecision
(SimStruct *S,
int obeyDataTypeOverride)
引数
SS-Function ブロックを表す SimStruct。
obeyDataTypeOverrideTRUEは、Data Type Override 設定が満たされていることを示します。Data Type Override の値に応じて、結果のデータ型はDouble、Single、Scaled double、または関数の他の引数で指定される固定小数点データ型になります。FALSEは、Data Type Override 設定が無視されていることを示します。
説明
この関数は Simulink® ソフトウェアに半精度データ型を完全に登録し、データ型 ID を返します。標準の Simulink 関数 ssRegisterDataType と異なり、追加の登録ステップを実行する必要はありません。データ型 ID は、入力端子と出力端子のデータ型、ランタイム パラメーター、DWork の状態を指定するのに使用できます。また、関数 ssGetDataTypeSize などの simstruc.h の標準データ型のすべてのアクセス メソッドでも使用できます。
半精度データ型を登録する場合は、この関数を使用してください。サポートされる半精度形式の詳細については、半精度形式を参照してください。
登録されたデータ型が Simulink の組み込みデータ型のいずれかでないため、Fixed-Point Designer™ ソフトウェア ライセンスがチェックアウトされます。モデルを開いたり表示したりするときに Fixed-Point Designer ソフトウェア ライセンスがチェックアウトされないようにするには、次のようにして登録呼び出しを保護します。
if (ssGetSimMode(S) != SS_SIMMODE_SIZES_CALL_ONLY ) ssRegisterDataType...
メモ
データ型 ID の割り当ての性質のため、S-Function でのデータ型についてデータ型 ID から情報を抽出するためには、常に API 関数を使用する必要があります。詳細は、データ型 IDを参照してください。
要件
この関数を使用するには、fixedpoint.h および fixedpoint.c をインクルードしなければなりません。詳細は、S-Function の構造を参照してください。
言語
C
TLC 関数
なし
参考
ssRegisterDataTypeFxpFSlopeFixExpBias, ssGetDataTypeIsDoubleSingleorHalf, ssGetDataTypeIsFloatingPoint ssGetDataTypeIsHalfPrecision
バージョン履歴
R2020b で導入