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normalizedReciprocal

正規化逆数の計算

R2020a 以降

説明

[y,e] = normalizedReciprocal(u)(2.^e).*y = 1./u および 0.5 < abs(y) <= 1 となる ye を返します。

  • u = 0u が固定小数点データ型またはスケーリングされた double データ型の場合、y = 2 – eps(y)e = 2^(nextpow2(w)) – w + f です。ここで w は u の語長、f は u の小数部の長さです。

  • u = 0u が浮動小数点データ型の場合、y = Inft = 1 です。

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この例では、固定小数点値のベクトルの要素単位の正規化逆数を計算する方法を示します。

u = fi([-pi,0.01,pi])
u = 
   -3.1416    0.0100    3.1416

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 13
[y,e] = normalizedReciprocal(u)
y = 
   -0.6367    0.7806    0.6367

          DataTypeMode: Fixed-point: binary point scaling
            Signedness: Signed
            WordLength: 16
        FractionLength: 14
e = 1x3 int32 row vector

   -1    7   -1

入力引数

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正規化逆数を求める入力。実数値のスカラー、ベクトル、行列、または N 次元配列として指定します。

データ型: single | double | fi

出力引数

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0.5 < abs(y) <= 1 および (2.^e).*y = 1./u を満たす正規化逆数。スカラー、ベクトル、行列、または N 次元配列として返されます。

  • 入力 u が語長 w の符号付きの固定小数点データ型またはスケーリングされた double データ型の場合、y は語長が w で小数部の長さが w – 2 の符号付きの固定小数点データ型またはスケーリングされた double データ型です。

  • 入力 u が語長 w の符号なしの固定小数点データ型またはスケーリングされた double データ型の場合、y は語長が w で小数部の長さが w – 1 の符号なしの固定小数点データ型またはスケーリングされた double データ型です。

  • 入力 u が double の場合、y は double です。

  • 入力 u が single の場合、y は single です。

0.5 < abs(y) <= 1 および (2.^e).*y = 1./u を満たす指数。整数のスカラー、ベクトル、行列、または N 次元配列として返されます。

拡張機能

C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2020a で導入