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dec2hex

fi オブジェクトの 10 進数整数を 16 進数表現に変換

R2021b 以降

説明

hexStr = dec2hex(D) は、10 進数整数 D の 16 進数表現を返します。出力引数 hexStr は、D の各 10 進数整数の 16 進数を各行で文字 0-9 および A-F を使用して表す文字配列です。D は有限の整数を含まなければなりません。

hexStr = dec2hex(D,minDigits) は、16 進数表現を minDigits 桁以上で返します。

ヒント

dec2hex は、fi オブジェクト D の実際値の 16 進数表現を返します。格納整数値の 16 進数表現を取得するには、代わりに hex を使用します。

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fi オブジェクトとして格納された 10 進数を 16 進数表現に変換します。

D1 = fi(2748);
D2 = fi(251);
hexStr1 = dec2hex(D1)
hexStr2 = dec2hex(D2)
hexStr1 =

    'ABC'


hexStr2 =

    'FB'

関数 dec2hex は 2 の補数のバイナリ値を使用して負の数値を変換します。

D3 = fi(-5);
hexStr3 = dec2hex(D3)
hexStr3 =

    'FB'

fi オブジェクトとして格納された 10 進数を 16 進数表現に変換します。dec2hex が返す 16 進数の最小桁数を指定します。必要以上の桁数を指定した場合、dec2hex は出力をパディングします。

D = fi(2748);
hexStr = dec2hex(D,8)
hexStr =

    '00000ABC'

指定した桁数が足りない場合でも、dec2hex は、入力数値を表現するために必要な 16 進数の桁数を返します。

hexStr = dec2hex(D,2)
hexStr =

    'ABC'

数値 fi 配列を作成します。

D = fi([1023 122 14]);

D の要素を 16 進数値として表すには、関数 dec2hex を使用します。hexStr の各行は D の要素に対応します。

hexStr = dec2hex(D)
hexStr =

  3×3 char array

    '3FF'
    '07A'
    '00E'

負の値を格納する数値 fi 配列を変換し、最小桁数を指定します。

D = fi([1023 122 14;2748 251 -5]);
hexStr = dec2hex(D,5)
hexStr =

  6×5 char array

    '003FF'
    '00ABC'
    '0007A'
    '000FB'
    '0000E'
    'FFFFB'

語長が 100 ビットの符号付き fi オブジェクトの上限と下限を変換します。

binStr = dec2hex([lowerbound(fi([],1,100,0)),...
    upperbound(fi([],1,100,0))])
binStr =

  2×25 char array

    '8000000000000000000000000'
    '7FFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFFF'

入力引数

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入力配列。数値 fi 配列として指定します。

  • D は有限の整数を含まなければなりません。D のいずれかの要素に小数部があると、dec2hex はエラーを生成します。たとえば、dec2hexfi(10)'A' に変換しますが、fi(10.5) は変換しません。

  • D には負の数値を含めることができます。関数は 2 の補数のバイナリ値を使用して負の数値を変換します。

データ型: fi

出力の最小桁数。正の整数として指定します。

  • DminDigits 桁未満の 16 進数で表現できる場合、dec2hex は出力をパディングします。

  • D が大きすぎて minDigits の桁数で表現できない場合、dec2hex は必要な桁数で出力を返します。

拡張機能

バージョン履歴

R2021b で導入

参考

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