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ターゲット フレームワークの使用

ターゲット フレームワークでは、ターゲット ハードウェアの特性を定義したり、ツールを MATLAB® および Simulink® と統合したりできます。target 名前空間からのクラスを使用して、MathWorks® ソフトウェア用にターゲットのハードウェア プラットフォームまたはソフトウェア プラットフォームの情報を取得します。設計コンポーネントの最適化、プロトタイプ作成、検証、および展開のためのタスクを実行します。

ターゲット フレームワークの概要

ターゲット オブジェクトを使用して、MathWorks ソフトウェアの情報を取得できます。たとえば、コード生成用に新しいハードウェア デバイスを登録するには、次のワークフローを使用します。

  1. 新しいハードウェア デバイス用の target.Processor オブジェクトを作成します。

  2. 言語実装の詳細を指定するための target.LanguageImplementation オブジェクトを作成します。

  3. 言語実装の詳細を指定します。

  4. 言語実装をハードウェア デバイスと関連付けます。

  5. target.Processor オブジェクトを内部データベースに追加します。

  6. [ハードウェア実行] ペインで [デバイス ベンダー] および [デバイス タイプ] の設定を使用して、コード生成用のターゲット デバイスとしてハードウェア デバイスを指定します。

詳細については、新しいデバイスのハードウェア実行の指定を参照してください。

オブジェクトを作成および管理するには、次の関数を使用します。

  • target.create –– ターゲット プロセッサやコンパイラのプロパティなど、MathWorks ソフトウェアのコンポーネント情報を取得するオブジェクトを作成します。

  • target.add –– オブジェクトを内部データベースに追加します。

  • target.update –– 内部データベース内のターゲット オブジェクトを更新します。

  • target.get –– オブジェクトを内部データベースから取得します。

  • target.export –– オブジェクト データを共有用にエクスポートします。

  • target.upgrade –– ハードウェア デバイスの既存の定義をアップグレードします。

  • target.remove –– オブジェクトを内部データベースから削除します。

  • target.clear –– 内部データベースからすべてのターゲット オブジェクトをクリアします。

ターゲット フレームワークのワークフロー

target のクラスと関数を使用して実行できるタスクを次の表に示します。

タスク参照先

新しいハードウェア デバイスおよびハードウェア ボードを [ハードウェア実行] 設定に登録する。

新しいハードウェア デバイスの登録

CMake ベースのツールチェーンを使用してターゲット アプリケーションをビルドする。

カスタムの CMake ツールチェーン定義の作成

ターゲット ハードウェアでアプリケーションを展開、ダウンロード、実行する。

Set Up PIL Connectivity by Using Target Framework

エクスターナル モード シミュレーション中にパラメーターを調整してターゲット アプリケーションの信号を監視する。

Simulink とターゲット ハードウェアの間のエクスターナル モードの接続性の設定

XCP 通信を使用したエクスターナル モード シミュレーション

XCP サーバー ソフトウェアのカスタマイズ

プロセッサインザループ (PIL) シミュレーションを実行して、MATLAB コードまたは Simulink モデルと生成されたコードとの間の数値的等価性をテストする。

Set Up PIL Connectivity by Using Target Framework

PIL シミュレーションの構成と実行

PIL シミュレーションを通じてコード実行プロファイリングを実行する。

Set Up PIL Connectivity by Using Target Framework

Create Execution-Time Profile for Generated Code

参考

トピック