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Short-Time FFT

短時間高速フーリエ変換 (STFT) 法を使用したスペクトルのノンパラメトリック推定

  • Short-Time FFT block

ライブラリ:
DSP System Toolbox / Transforms

説明

Short-Time FFT ブロックは、スペクトルのノンパラメトリック推定を計算します。ブロックは入力信号をバッファリングし、ウィンドウを適用し、ゼロ パディングします。次に、ブロックは信号の FFT を取得し、それを周波数領域に変換します。

端子

入力

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時間領域入力信号をベクトルまたは行列として指定します。入力が行列の場合、ブロックは各列を独立チャネルとして扱います。入力は可変サイズ信号にすることができます。つまり、シミュレーションの実行中に信号のフレーム サイズが変化しても構いません。チャネル数は同じままでなければなりません。

入力が固定小数点の場合、傾きが 2 のべき乗でバイアスが 0 の符号付き整数または符号付き固定小数点値でなければなりません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | fixed point
複素数のサポート: あり

シングルチャネル解析ウィンドウを [w[n]] 端子に接続します。[解析ウィンドウの長さ] パラメーターには、解析ウィンドウの長さ W を入力します。ブロックは、入力信号をバッファリングして、フレーム長が W になるようにします。

ウィンドウ ベクトルが固定小数点の場合、傾きが 2 のべき乗でバイアスが 0 の符号付き整数または符号付き固定小数点でなければなりません。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | fixed point

出力

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ブロックは、単一チャネルまたはマルチチャネルの複素数値の短時間 FFT をこの端子で出力します。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | fixed point
複素数のサポート: あり

パラメーター

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解析ウィンドウのフレーム長を 1 より大きい正の整数として指定します。このブロックは、指定されたウィンドウ長とオーバーラップ長を使用して、オーバーラップするウィンドウ セグメントに入力をバッファリングし、各オーバーラップ セグメントをウィンドウで乗算します。

入力信号の各フレームの連続するウィンドウがオーバーラップするサンプル数を、非負の整数として指定します。ウィンドウのオーバーラップにより、データ境界でのアーティファクトが低減されます。

ブロックによる入力信号のパディングの最大長を、2 以上の正の整数として入力します。ブロックは信号をバッファリングしてウィンドウ処理した後、FFT を計算する前に信号をゼロパディングします。このパラメーターによって、短時間高速フーリエ変換出力の長さ (行数) が決まります。FFT 長はウィンドウの長さ以上でなければなりません。

ブロックの特性

データ型

double | fixed point | integer | single

直達

いいえ

多次元信号

いいえ

可変サイズの信号

いいえ

ゼロクロッシング検出

いいえ

詳細

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参照

[1] Quatieri, Thomas E. Discrete-Time Speech Signal Processing. Englewood Cliffs, NJ: Prentice-Hall, 2001.

拡張機能

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バージョン履歴

R2006a より前に導入