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dsp.MatFileWriter

MAT ファイルへの書き込み

説明

dsp.MatFileWriter System object™ は、データを V7.3 MAT ファイルに書き込みます。

データを V7.3 MAT ファイルに書き込む方法は次のとおりです。

  1. dsp.MatFileWriter オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。

  2. 関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。

System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。

作成

説明

mfw = dsp.MatFileWriter は、データを V7.3 MAT ファイルに書き込む MAT ファイル ライター System object mfw を返します。

mfw = dsp.MatFileWriter(fname,vname) は、Filename プロパティが fname に設定され、VariableName プロパティが vname に設定された MAT ファイル ライター System object を返します。

mfw = dsp.MatFileWriter(Name,Value) は、指定の各プロパティが指定の値に設定された MAT ファイル ライター System object を返します。指定していないプロパティは既定値になります。

プロパティ

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特に指定がない限り、プロパティは "調整不可能" です。つまり、オブジェクトの呼び出し後に値を変更することはできません。オブジェクトは呼び出すとロックされ、ロックを解除するには関数 release を使用します。

プロパティが "調整可能" の場合、その値をいつでも変更できます。

プロパティ値の変更の詳細については、System object を使用した MATLAB でのシステム設計を参照してください。

MAT ファイルの名前を文字ベクトルまたは string スカラーとして指定します。ファイルの絶対パスを指定するのは、ファイルが MATLAB® パスにない場合のみです。

書き込み先の変数の名前。文字ベクトルまたは string スカラーとして返されます。この変数は MAT ファイルに保存されます。既存の MAT ファイルに既にある変数は上書きできません。

使用法

構文

説明

mfw(data) は、MAT ファイルに保存されている変数に 1 フレームのデータを書き込みます。変数は N 次元で、MATLAB の組み込みデータ型であると仮定されます。データは最初の次元に沿って連結されてファイルに書き込まれます。

入力引数

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MAT ファイルに書き込むデータ。スカラー、ベクトル、または行列として指定します。データは N 次元配列にすることができます。

データ型: single | double | int8 | int16 | int32 | int64 | uint8 | uint16 | uint32 | uint64

オブジェクト関数

オブジェクト関数を使用するには、System object を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。

release(obj)

すべて展開する

stepSystem object のアルゴリズムの実行
releaseリソースを解放し、System object のプロパティ値と入力特性の変更を可能にします。
resetSystem object の内部状態のリセット

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最初に、変数名を作成します。

filename = [tempname '.mat'];

次に、その変数を MAT ファイルに書き込みます。

mfw = dsp.MatFileWriter(filename,'VariableName','originalData');
for i = 1:10
    originalData = rand(4,2);
    mfw(originalData);
end
release(mfw); % This will close the MAT file

最後に、MATLAB に変数を再読み込みします。

data = load(filename,'originalData');

データをプロットします。

plot(data.originalData);

Figure contains an axes object. The axes object contains 2 objects of type line.

バージョン履歴

R2012b で導入

参考

オブジェクト