べき級数
べき級数モデルについて
このツールボックスでは、次で与えられる 1 項および 2 項のべき級数モデルが用意されています
べき級数モデルはさまざまなデータを記述できます。たとえば、化学反応で反応物が消費される速度は、一般的に反応物の濃度のべき乗に比例します。
べき級数モデルによる対話的な近似
MATLAB® コマンド ラインで
curveFitter
と入力して曲線フィッター アプリを開きます。または、[アプリ] タブの [数学、統計および最適化] グループで [曲線フィッター] をクリックします。曲線フィッター アプリで、曲線データを選択します。[曲線フィッター] タブの [データ] セクションで [データの選択] をクリックします。[近似データの選択] ダイアログ ボックスで、[X データ] および [Y データ] を選択するか、インデックスに対する [Y データ] のみを選択します。
[近似タイプ] セクションの矢印をクリックしてギャラリーを開き、[回帰モデル] グループの [べき乗] をクリックします。
[近似オプション] ペインで、次のオプションを指定できます。
項数 (
1
または2
) を選択します。[結果] ペインを参照し、モデル項、係数の値、適合度の統計量を確認します。必要に応じて、[詳細オプション] セクションで係数の開始値と制約範囲を指定するか、アルゴリズム設定を変更します。アプリが、データセットに基づいて [べき乗] 近似の最適化された開始点を計算します。開始点をオーバーライドして、[近似オプション] ペインで独自の値を指定することができます。
設定の詳細については、近似オプションと最適化された開始点の指定を参照してください。
関数 fit によるべき級数モデル近似
この例では、関数 fit
を使用してべき級数モデルによりデータを近似する方法を示します。
べき級数ライブラリ モデルは、関数 fit
および fittype
の入力引数です。モデル タイプ 'power1'
または 'power2'
を指定します。
単項べき級数モデルによる近似
load hahn1; f = fit(temp,thermex,'power1')
f = General model Power1: f(x) = a*x^b Coefficients (with 95% confidence bounds): a = 1.46 (1.224, 1.695) b = 0.4094 (0.3825, 0.4363)
plot(f,temp,thermex)
2 項べき級数モデルによる近似
f = fit(temp,thermex,'power2')
f = General model Power2: f(x) = a*x^b+c Coefficients (with 95% confidence bounds): a = -78.61 (-80.74, -76.48) b = -0.2349 (-0.271, -0.1989) c = 36.9 (33.09, 40.71)
plot(f,temp,thermex)
参考
アプリ
関数
fit
|fittype
|fitoptions