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Simulink の QPSK 変調信号の線形イコライズ
最小平均二乗 (LMS) アルゴリズムを使用した線形イコライズを適用して、AWGN チャネル経由で渡した QPSK シンボルを復元します。
slex_lineq_qpsk_signal
モデルは Random Integer Generator
ブロックを使用して M=4 シーケンスを生成します。シーケンスは、M-PSK Modulator Baseband
ブロックで変調され、Discrete FIR Filter
ブロックでフィルター処理されて、AWGN
ブロックで劣化します。Linear Equalizer
ブロックはデータ シーケンスをイコライズし、データは M-PSK Demodulator Baseband
ブロックで復調されて、ビット エラー レートが計算されます。変調器からの信号パスは、Selector
ブロックに分割されます。これにより、変調信号の最初の 1000 シンボルが初期トレーニング シーケンスとしてイコライザーに提供されます。
最大タップ値が Discrete FIR Filter の最初のタップであり、イコライザー リファレンス タップが 1
であるため、送信信号と受信信号間での遅延は発生しません。イコライザーは 1000 シンボルあたりから収束します。そのため、この値は Error Rate Calculation
ブロックの計算遅延に使用されます。
計算されたエラー レートが表示され、プロットにはイコライズされたコンスタレーション、イコライズされたタップ重み、および信号エラーの大きさが表示されます。
Computed error rate = 0.0024444