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バーカー符号プリアンブルを使用したフレーム同期

長さ 13 のバーカー符号フレーム プリアンブルをデータ ビットのフレーム同期に使用します。

バーカー符号プリアンブルの検出に基づいて、cm_ex_frame_sync_using_barker_preamble モデルはシンボル ストリームでフレーム同期を実行します。モデルを読み込み、ランタイム プリアンブル設定を構成するには、コールバック関数を使用します。詳細については、モデル コールバック (Simulink)を参照してください。

  • モデルの読み込み時に、PostLoadFcn コールバックによって Frame Synchronizer ブロックのプリアンブル値が初期化されます。

  • ランタイム実行のために、InitFcn コールバックによって Barker Code Generator ブロックからのプリアンブルのランタイム設定が取得されます。

Barker Code Generator ブロックは、バイポーラ (-1,1) 信号を出力します。この信号は、BPSK 信号フレームのプリアンブルとして送信するためユニポーラ (0,1) に変換しなければなりません。変調後、信号はルート レイズド コサイン (RRC) フィルター処理され、続いて固定の遅延と AWGN 障害によって信号とそのタイミングが破損します。障害の追加後、モデルは受信した信号に RRC フィルター処理を適用します。出力信号を有効なクロック リファレンスに一致させるため、Symbol Synchronizer ブロックは送信シンボルと受信シンボルの間のクロック スキューを補正します。

Frame Synchronizer ブロックは、指定されたプリアンブルをパケットの開始として検出して、シンボル ストリームを正しいフレーム境界に沿って配置するとともに、ダウンストリーム データ処理用の有効なフレーム インジケーターも出力します。BER Data Decoding サブシステムは、信号を復調し、ビット エラー レート (BER) を計算し、ビット エラー数が 100 に達するとシミュレーションを停止します。モデルによって、達成された BER が表示されます。

Simulation bit error rate: 0.002