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mskmod

説明

Y = mskmod(X,nsamp) は、差分符号化最小偏移変調 (MSK) 方式の変調を入力データ X に適用し、変調された MSK ベースバンド信号を返します。

Y = mskmod(X,nsamp,dataenc) は、MSK のデータ符号化方式を指定します。

Y= mskmod(X,nsamp,dataenc,initphase) は、MSK 変調器の初期位相を指定します。

[Y,phaseout] = mskmod(___) は、前述の構文における入力引数の任意の組み合わせについて、Y の最終位相を返します。

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最小偏移変調 (MSK) 方式の変調を使用して信号を変調し、アイ ダイアグラムを生成します。

ランダムなバイナリ信号を生成します。

x = randi([0 1],100,1);

信号に MSK 変調を適用します。

y = mskmod(x,8,[],pi/2);

加法性ホワイト ガウス ノイズ チャネル経由で信号を渡します。S/N 比を 30 dB に設定します。

z = awgn(y,30,'measured');

アイ ダイアグラムを表示します。

eyediagram(z,16);

Figure Eye Diagram contains 2 axes objects. Axes object 1 with title Eye Diagram for In-Phase Signal, xlabel Time, ylabel Amplitude contains an object of type line. This object represents In-phase. Axes object 2 with title Eye Diagram for Quadrature Signal, xlabel Time, ylabel Amplitude contains an object of type line. This object represents Quadrature.

入力引数

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入力データ。バイナリ値のベクトルまたは行列として指定します。Y が行列の場合、関数は列を個別に処理します。

データ型: single | double

出力シンボルあたりのサンプル数。正の整数として指定します。

データ型: single | double

データ符号化方式。次のいずれかのオプションとして指定します。

  • "diff" — 差分符号化された MSK を使用します。

  • "nondiff" — 非差分符号化された MSK を使用します。

  • [] — 既定値のオーバーライドを回避するために使用します。

MSK 変調器の初期位相 (ラジアン単位)。pi/2 の整数倍の値をもつスカラーまたは行ベクトルとして指定します。initphase の長さは X のチャネル数と等しくなります。

データ型: single | double

出力引数

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MSK 変調されたベースバンド信号。列ベクトルまたは行列として返されます。

データ型: double | single
複素数のサポート: あり

MSK 変調されたベースバンド信号の最終位相。それぞれの値が 0pi/2pi、または 3*pi/2 であるスカラーまたは行ベクトルとして返されます。出力引数 phaseout の次元は入力引数 initphase と同じです。

データ型: single | double

参照

[1] Pasupathy, S. “Minimum Shift Keying: A Spectrally Efficient Modulation.”IEEE® Communications Magazine (July, 1979): 14–22.

拡張機能

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C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

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参考

関数

オブジェクト

ブロック