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commsrc.combinedjitter
組み合わせジッター発生器オブジェクトの作成
説明
combJitt = commsrc.combinedjitter
は、すべてのジッター成分を無効にした、既定の組み合わせジッター発生器のオブジェクト combJitt
を構築します。
このオブジェクトを使用して、ランダム成分、周期的成分およびディラック成分が任意に組み合わされたジッター サンプルを生成します。
combJitt = commsrc.combinedjitter(
は、指定の Name
,Value
)Name
プロパティが指定の Value
に設定された組み合わせジッター発生器オブジェクトを作成します。(Name1
,Value1
,...,NameN
,ValueN
) のように、追加の名前と値のペアの引数を任意の順番で指定できます。
プロパティ
組み合わせジッター発生器オブジェクトには、次のプロパティが含まれます。明示的に注記のあるプロパティ以外はすべて編集可能です。
Property | 説明 |
---|---|
Type | オブジェクトのタイプ、 |
SamplingFrequency | 入力信号のサンプリング周波数 (Hz 単位)。既定値は 1e4 です。 |
RandomJitter | ランダム ジッター発生器を有効にする変数。 |
RandomStd | ランダム ジッター発生器の標準偏差 (秒単位)。 |
PeriodicJitter | 周期的ジッター発生器を有効にする変数。 |
PeriodicNumber | 正弦波成分の数。 |
PeriodicAmplitude | 周期ジッターの各正弦波成分の振幅 (秒単位)。 |
PeriodicFrequencyHz | 測定した周期ジッターの各正弦波成分の周波数 (Hz 単位)。 |
PeriodicPhase | 周期ジッターの各正弦波成分の位相 (ラジアン単位)。 |
DiracJitter | ディラック ジッター発生器を有効にする変数。 |
DiracNumber | ディラック成分の数。 |
DiracDelta | 各ディラック成分の時間遅延 (秒単位)。 |
DiracProbability | 長さ |
オブジェクト関数
組み合わせジッター発生器オブジェクトには、この節で説明する 3 つのオブジェクト関数があります。
generate
このオブジェクト関数は、ジッター発生器オブジェクトに基づいてジッター サンプルを生成します。このメソッドの入力引数は 1 つで、これはフレーム内のサンプル数です。出力は、長さ N
の 1 列のベクトルです。このオブジェクト関数は次の構文で呼び出すことができます。
x = generate(combJitt,N)
combJitt
は発生器オブジェクト、N
は出力サンプル数、x
は 1 列の実数ベクトルです。reset
このオブジェクト関数は、組み合わせジッター発生器の内部状態をリセットします。このオブジェクト関数は次の構文で呼び出すことができます。
reset(combJitt)
combJitt
は発生器オブジェクトです。disp
組み合わせ発生器オブジェクト combJitt
のプロパティを表示します。このオブジェクト関数は次の構文で呼び出すことができます。
disp(combJitt)
ここで、combJitt
は発生器オブジェクトです。
例
バージョン履歴
R2015a で導入