コマンド ラインでの string スカラー入力の指定
コマンド ラインで -args を指定した codegen コマンドを使用することで、string スカラー入力型を指定できます。あるいは、MATLAB® コードで関数の引数の検証を使用するか、MATLAB Coder™ アプリを使用するか、MATLAB コードで assert ステートメントを使用することによって、入力の型を指定することもできます。入力の型のこれらの 4 つの指定方法の概要については、エントリポイント関数の入力の型の指定を参照してください。
コマンド ラインで string スカラー入力を定義するには、次のいずれかの手順を使用します。
または、サンプル入力を使用してエントリポイント関数を呼び出すテスト ファイルがある場合は、coder.getArgTypes を使用して入力の型を指定できます。
サンプルの string スカラー入力の指定
サンプルの string スカラーを codegen に指定するには、-args オプションを使用します。
codegen myFunction -args {"Hello, world"}
string スカラー型の指定
codegen に string スカラーの型を指定するには、次の手順に従います。
string スカラーを定義します。以下に例を示します。
s = "mystring";sから型を作成します。t = coder.typeof(s);
-argsオプションを使用して、型をcodegenに渡します。codegen myFunction -args {t}
定数の string スカラー入力の指定
string スカラー入力が定数であることを指定するには、-args オプションを指定して coder.Constant を使用します。
codegen myFunction -args {coder.Constant("Hello, world")}
可変サイズの string スカラー入力の指定
string スカラー入力が可変サイズであることを指定するには、次の手順に従います。
string スカラーを定義します。以下に例を示します。
s = "mystring";sから型を作成します。t = coder.typeof(s);
型の
StringLengthプロパティで string の長さの上限を割り当て、VariableStringLengthをtrueに設定します。たとえば、t型が上限 10 の可変サイズであると指定します。t.StringLength = 10; t.VariableStringLength = true;
tが上限なしの可変サイズであると指定するには、次のようにします。これにより、t.StringLength = Inf;
VariableStringLengthプロパティが自動的にtrueに設定されます。-argsオプションを使用して、型をcodegenに渡します。codegen myFunction -args {t}
参考
coder.Constant | coder.getArgTypes | coder.typeof