リモート クラスターで Bug Finder または Code Prover 解析を実行 (-batch)
バッチ リモート解析の有効化
説明
解析の負荷をリモート サーバーに移さなければならないことを指定します。
Polyspace® 解析をオフロードするには、以下の製品が必要です。
解析ジョブを投入するためのクライアント側の Polyspace 製品。通常は、Polyspace Bug Finder™ などのデスクトップ製品を使用してジョブを投入しますが、Polyspace Bug Finder Server™ などのサーバー製品を使用して解析をサーバー間でオフロードすることもできます。
サーバー側で解析を実行するための Polyspace サーバー製品 (Polyspace Bug Finder Server または Polyspace Code Prover™ Server)。
複数のクライアントからのジョブをキューに入れ、Polyspace Server のインスタンスが使用可能になったときにジョブを割り当てるための MATLAB® Parallel Server™。
詳細は、Install Products for Submitting Polyspace Analysis from Desktops to Remote Serverを参照してください。
オプションの設定
以下のいずれかの方法を使用してオプションを設定します。
Polyspace ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成で [実行設定] ノードを選択してから、オプションを選択します。Bug Finder と Code Prover の解析には個別のオプションがあります。
Polyspace Platform ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): Polyspace Platform ユーザー インターフェイスから解析の負荷をリモート クラスターに移すことはできません。
コマンド ラインとオプション ファイル: オプション
-batchを使用します。コマンド ライン情報を参照してください。
このオプションを使用する理由
解析をローカル デスクトップではなくリモート クラスターで実行する場合、このオプションを使用します。
たとえば、次の場合にリモート解析を実行できます。
ローカル コンピューターをシャットダウンしても、解析は中断しない。
ローカル コンピューターの実行時間を空けたい。
より高性能なコンピューターに解析を転送する。
設定
オンバッチ解析をリモート コンピューター上で実行します。このリモート解析モードでは、解析はコンパイル段階の後にクラスター上でキューに入れられます。したがって、解析がキューに入れられた後、ローカル コンピューターでは以下のようになります。
解析を Polyspace ユーザー インターフェイスから実行している場合、ユーザー インターフェイスを閉じることができます。
解析をコマンド ラインから実行している場合、コマンド ライン ウィンドウを閉じることができます。
Polyspace ジョブ モニター からキューを管理できます。Polyspace ジョブ モニター を使用するには、以下を行います。
Polyspace ユーザー インターフェイスで、[ツール] 、 [ジョブ モニターを開く]を選択する。デスクトップからリモート サーバーへの Polyspace 解析の送信を参照してください。
DOS または UNIX® コマンド ラインで、
polyspace-jobs-managerコマンドを使用する。詳細については、スクリプトを使用したデスクトップからリモート サーバーへの Polyspace 解析の送信を参照してください。MATLAB コマンド ラインで、関数
polyspaceJobsManagerを使用する。
メモ
MATLAB ジョブ スケジューラの代わりにサードパーティ製のスケジューラを使用する場合、オプション
-no-credentials-checkを追加することにより、資格情報チェックを無効にします。本製品で実行される資格情報チェックは MATLAB ジョブ スケジューラとのみ互換性があり、他のスケジューラを使用する場合はチェックでエラーが出力されます。Polyspace ユーザー インターフェイスで、このオプションを[その他]フィールドに追加します。
オフ (既定の設定)バッチ解析をリモート コンピューター上で実行しません。
依存関係
Polyspace Server 製品を使用して解析をサーバー間でオフロードした場合は、MATLAB Parallel Server に既定で付属している MATLAB ジョブ スケジューラがオフロードに使用されます。サードパーティ製のスケジューラを使用することはできません。
ヒント
Code Prover 解析を実行して [検証レベル] に
[Source Compliance Checking]を設定すると、リモート解析を有効にしていても解析はローカル マシンで実行されます。したがって、この検証レベルまでに限り解析を実行する場合は、ローカル マシンを使用してください。Polyspace デスクトップ製品のユーザー インターフェイスでは、解析後に結果が自動的にダウンロードされます。
解析をコマンド ラインで実行する場合、オプション
-wait -downloadを追加して、解析後に結果が自動的にダウンロードされるようにします。そうでない場合は、後でpolyspace-jobs-managerコマンドを使用して結果を明示的にダウンロードできます。スクリプトを使用したデスクトップからリモート サーバーへの Polyspace 解析の送信を参照してください。Polyspace Server 製品を使用して解析をサーバー間でオフロードした場合は、解析後に結果が自動的にダウンロードされます。
コマンド ライン情報
リモート解析をコマンド ラインから実行するには、-scheduler オプションを併用します。
パラメーター: -batch |
値: [ジョブ スケジューラのホスト名] を Polyspace ユーザー インターフェイスで設定していない場合は、-scheduler 。 |
| 既定値: オフ |
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -batch -scheduler NodeHost または polyspace-bug-finder -batch -scheduler MJSName@NodeHost |
例 (Code Prover): polyspace-code-prover -batch -scheduler NodeHost または polyspace-code-prover -batch -scheduler MJSName@NodeHost |
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -batch -scheduler NodeHost |
例 (Code Prover Server): polyspace-code-prover-server -batch -scheduler NodeHost |