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MISRA C++:2023 のチェック (-misra-cpp-2023)

MISRA C++:2023 ルールおよび命令に対する違反のチェック

R2024b 以降

説明

MISRA™ C++:2023 ルールおよび命令に対する違反をチェックするかどうかを指定します1 .オプションのそれぞれの値はチェックするルールのサブセットに対応します。

オプションの設定

以下のいずれかの方法を使用してオプションを設定します。

このオプションを使用する理由

このオプションを使用して、Polyspace がチェックする MISRA C++:2023 ルールおよび命令のサブセットを指定します。

解析後、[結果のリスト] ペインにコーディング規約違反がリストされます。[ソース] ペインでは、Polyspace はすべてのコーディング ルール違反に対し、 シンボルを関連するキーワードまたは識別子に割り当てます。

設定

既定値: mandatory-required

mandatory

必須のガイドラインをチェックします。

mandatory-required

必須および必要なガイドラインをチェックします。

  • 必須のガイドライン:コードはこのガイドラインに準拠しなければなりません。

  • 必要なガイドライン:このガイドラインから逸脱してもかまいません。ただし、規則に従った逸脱記録を完成させなければなりません。また、逸脱に対して認定を受けなければなりません。

single-unit-rules

単一の翻訳単位のみに適用するルールのサブセットをチェックします。これらのルールは解析のコンパイル段階でチェックされます。

system-decidable-rules

single-unit-rules サブセット内のルールとプログラム ファイルのセット全体に適用する一部のルールをチェックします。追加のルールは、統合段階で適用する複雑度の低いルールです。これらのルールは複数の翻訳単位に関連するため、統合段階でのみチェックできます。これらのルールは解析のコンパイル段階およびリンク段階でチェックされます。

all

必須、必要、推奨ガイドラインをチェックします。

from-file

このコーディング規約のチェッカーのカスタム選択が設定されている XML ファイルを指定します。構成ファイルを作成するには、 をクリックして、[チェッカーの選択] ウィンドウの右側のペインから、このコーディング規約に対してチェックするルールと推奨事項を選択します。ファイルを保存します。

既存の構成ファイルを使用または更新するには、[チェッカーの選択] ウィンドウで所定のフィールドにファイルへの絶対パスを入力するか、[参照] をクリックします。

オプションを [from-file] に設定する場合、[ファイルごとにチェッカーを設定] (-checkers-selection-file) を有効にします。

依存関係

このオプションは、[ソース コードの言語] (-lang)[CPP] または [C-CPP] に設定されている場合にのみ使用できます。

プロジェクトで C コードと C++ コードが混在する場合、MISRA C++:2023 チェッカーが解析するのは .cpp ファイルのみです。

コマンド ライン情報

コマンド ラインでコマンド -misra-cpp-2023 を使用して、MISRA C++ ルールの違反をチェックします。

パラメーター: -misra-cpp-2023
値: mandatory | mandatory-required | single-unit-rules | system-decidable-rules | all | from-file
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -sources file_name -misra-cpp-2023 all
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -sources file_name -misra-cpp-2023 all

または、チェッカー アクティベーション XML ファイルを使用して、すべてのまたは特定の MISRA C++:2023 ルールを有効にします。チェッカー アクティベーション ファイル (-checkers-activation-file) を参照してください。

バージョン履歴

R2024b で導入


1  MISRA is a registered trademark of MIRA Ltd., held on behalf of the MISRA Consortium.