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ファイルごとにチェッカーを設定 (-checkers-selection-file
)
解析用のコーディング規約チェックのカスタム セットの定義
説明
コーディング規約チェッカーのカスタム選択が定義されている構成 XML ファイルの絶対パスを指定します。同じ XML ファイルの中で、以下の各コーディング規約に対するチェッカーのカスタム選択を指定できます。
MISRA C™:2004
MISRA C:2012
MISRA™ C++
JSF AV C++
AUTOSAR C++14 (Bug Finder のみ)
CERT® C
CERT C++
ISO®/IEC TS 17961
Polyspace® ガイドライン
指定したテキスト パターンにコード内の識別子を照合するカスタム ルールを定義することもできます。
以前のバージョンの Polyspace を使用して生成された選択 XML ファイルを使用する場合、以前は実装されていなかったチェッカーが実装されている場合があります。ファイル XML ファイルで実装済みチェッカーが 'notimplemented'
としてリストされている場合、Polyspace から警告が出力されます。
オプションの設定
以下のいずれかの方法を使用してオプションを設定します。
Polyspace ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): プロジェクト構成で [コーディング規約およびコード メトリクス] ノードを選択してから、このオプションを選択します。
Polyspace Platform ユーザー インターフェイス (デスクトップ製品のみ): このオプションは、プロジェクト構成には存在していません。チェッカーを有効にするには、オプション
[カスタム チェッカー ファイルを使用]
と[チェッカー アクティベーション ファイル] (-checkers-activation-file)
を使用します。コマンド ラインとオプション ファイル: オプション
-checkers-selection-file
を使用します。コマンド ライン情報を参照してください。
[MISRA C:2023 のチェック] (-misra-c-2023)
などのコーディング規約オプション用にこのオプションを有効にしてチェッカー選択ファイルを作成する場合は、チェッカー選択ファイルを使用するために値を [from-file]
に設定します。
このオプションを使用する理由
このオプションは、組織固有のコーディング規約チェッカーを選択して定義するために使用します。異なるコーディング規約の構成を単一の XML ファイルに統合すると、そのファイルをプロジェクト間で再利用して共通のコーディング規約を適用できます。
設定
オン
Polyspace は、指定された構成ファイルに定義されている、選択されたコーディング規約チェッカーまたはカスタム ルールに対してコードをチェックします。
Polyspace デスクトップを使用して構成ファイルを作成するには、[構成] ペインで [コーディング規約およびコード メトリクス] を選択します。[チェッカーの選択] インターフェイスを開くには、右側のペインでフォルダー (
) をクリックします。左側のペインで設定するコーディング規約を選択してから、右側のペインで有効にするルールを選択します。
Polyspace as you Code IDE プラグインを使用して構成ファイルを作成するには、使用する特定のプラグインのドキュメンテーションを参照してください。
既存のファイルを使用または更新するには、[チェッカーの選択] ダイアログ ボックスの [ファイルの選択] フィールドに、対象のファイルの絶対パスを入力します。あるいは、[チェッカーの選択] ウィンドウで [参照] をクリックし、既存のファイルを参照します。
オフ (既定の設定)
Polyspace は、指定された構成ファイルに定義されている、選択されたコーディング規約チェッカーまたはカスタム ルールに対してコードをチェックしません。
ヒント
Polyspace デスクトップ製品では、Polyspace ユーザー インターフェイスでコーディング規約構成を指定します。構成を保存すると、現在のプロジェクトや他のプロジェクトで使用するための XML ファイルが作成されます。
カスタム コーディング規約分類を作成する場合、または対象のコーディング ルール チェッカーにタグ付けする場合、[チェッカーの選択] ウィンドウの [コメント] 列にテキストを入力します。Polyspace では、デスクトップ インターフェイス、Polyspace Access™、または Polyspace as You Code プラグインで結果を確認するとき、入力したそのテキストが [結果の詳細] ペインおよび (使用できる場合) [結果のリスト] の [詳細] 列に表示されます。
Polyspace サーバー製品では、コーディング規約の XML を作成する必要があります。有効にする規約に応じて、
に含まれているいずれかのファイルの書き込み可能なコピーを作成します。XML ファイル内のエントリを使用して特定のルールを有効にします (テンプレートでは、規約のすべてのルールが無効になっています)。ここで、polyspaceserverroot
\polyspace\examples\doc_cxx\coding_standards_XML
は Polyspace Server 製品のルート インストール フォルダーです。たとえば、polyspaceserverroot
C:\Program Files\Polyspace Server\R2025a
です。たとえば、MISRA C:2012 ルール 8.1 をオフにするには、ファイル
misra_c_2012_rules.xml
内の次のエントリを使用します。<standard name="MISRA C:2012"> ... <section name="8 Declarations and definitions"> ... <check id="8.1" state="off"> </check> ... </section> ... </standard>
すべてのルール ID とセクション名のリストについては、以下を参照してください。
メモ
チェッカーの構成ファイルの形式は XML ですが、将来のリリースで変更される可能性があります。
コマンド ライン情報
コマンド ラインでコマンド -checkers-selection-file
を使用して、解析用のコーディング規約チェックのカスタム セットを選択します。
パラメーター: -checkers-selection-file |
値: XML 構成ファイルの絶対パス |
既定値: オフ |
例 (Bug Finder): polyspace-bug-finder -sources |
例 (Bug Finder Server): polyspace-bug-finder-server -sources |
または、アクティベーション XML ファイル内のコーディング ルールと Bug Finder 欠陥のカスタム選択を有効にします。チェッカー アクティベーション ファイル (-checkers-activation-file)
を参照してください。