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boundaryline

境界線プロットを描く

R2021b 以降

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構文

boundaryline(x,y)

boundaryline(x,y,LineSpec)

boundaryline(___,Name,Value)

boundaryline(ax, ___)

bline = boundaryline(___)

説明

デフォルトの境界と線の指定を使用する

boundaryline(x,y) は、 x データ x と y データ y によって指定された境界線をプロットします。境界線には、境界線に沿って一定の間隔と長さで延びるハッチマークが含まれます。

boundaryline(x,y,LineSpec) は、線指定 linespec で指定された境界線をプロットします。

例

名前、値の引数、軸を指定します

boundaryline(___,Name,Value) は、1 つ以上の Name,Value ペアで指定された境界線をプロットします。'Hatches'、'HatchLength'、'HatchTangency'、'HatchAngle'、'HatchSpacing'、'FlipBoundary' プロパティを使用して境界線の外観を調整します。名前と値のペアの引数は、その他すべての入力引数の後に指定します。

boundaryline(ax, ___) は、gca 関数のような現在の軸ではなく、指定された軸 ax に境界線をプロットします。

例

境界線オブジェクトを返す

bline = boundaryline(___) は、前の構文のいずれかの入力引数の組み合わせを使用して境界線オブジェクトを返します。前述のとおり引数を指定します。

例

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境界線の正弦波をプロットする

ライブスクリプトを開く

正弦波の境界線をプロットします。

x = linspace(0,2*pi);
y = sin(x);
boundaryline(x,y)

1/3 間隔のハッチングで境界線を描く

ライブスクリプトを開く

3 分の 1 間隔のハッチで境界線をプロットします。b 内の境界線オブジェクトを返します。

b = boundaryline([0,1],[0,1],'Hatches','//')

b = 
  BoundaryLine with properties:

              Color: [0 0 0]
          LineStyle: '-'
          LineWidth: 0.5000
             Marker: 'none'
    MarkerFaceColor: 'none'
         MarkerSize: 6
       HatchSpacing: 0.0125
        HatchLength: 0.0300
         HatchAngle: 225
            Hatches: '//'
      HatchTangency: on
       FlipBoundary: off
              XData: [0 1]
              YData: [0 1]

  Use GET to show all properties

反転した境界線を持つ円の境界線をプロットする

ライブスクリプトを開く

円の境界線をプロットし、作成後に境界を反転します。b 内の境界線オブジェクトを返します。

t = linspace(0, 2*pi);
      x = cos(t);
      y = sin(t);
      b = boundaryline(x,y)

b = 
  BoundaryLine with properties:

              Color: [0 0 0]
          LineStyle: '-'
          LineWidth: 0.5000
             Marker: 'none'
    MarkerFaceColor: 'none'
         MarkerSize: 6
       HatchSpacing: 0.0255
        HatchLength: 0.0300
         HatchAngle: 225
            Hatches: '/'
      HatchTangency: on
       FlipBoundary: off
              XData: [1 0.9980 0.9920 0.9819 0.9679 0.9501 0.9284 0.9029 0.8738 0.8413 0.8053 0.7660 0.7237 0.6785 0.6306 0.5801 0.5272 0.4723 0.4154 0.3569 0.2969 0.2358 0.1736 0.1108 0.0476 -0.0159 -0.0792 -0.1423 -0.2048 -0.2665 ... ] (1x100 double)
              YData: [0 0.0634 0.1266 0.1893 0.2511 0.3120 0.3717 0.4298 0.4862 0.5406 0.5929 0.6428 0.6901 0.7346 0.7761 0.8146 0.8497 0.8815 0.9096 0.9341 0.9549 0.9718 0.9848 0.9938 0.9989 0.9999 0.9969 0.9898 0.9788 0.9638 0.9450 ... ] (1x100 double)

  Use GET to show all properties

      b.FlipBoundary = true

b = 
  BoundaryLine with properties:

              Color: [0 0 0]
          LineStyle: '-'
          LineWidth: 0.5000
             Marker: 'none'
    MarkerFaceColor: 'none'
         MarkerSize: 6
       HatchSpacing: 0.0255
        HatchLength: 0.0300
         HatchAngle: 225
            Hatches: '/'
      HatchTangency: on
       FlipBoundary: on
              XData: [1 0.9980 0.9920 0.9819 0.9679 0.9501 0.9284 0.9029 0.8738 0.8413 0.8053 0.7660 0.7237 0.6785 0.6306 0.5801 0.5272 0.4723 0.4154 0.3569 0.2969 0.2358 0.1736 0.1108 0.0476 -0.0159 -0.0792 -0.1423 -0.2048 -0.2665 ... ] (1x100 double)
              YData: [0 0.0634 0.1266 0.1893 0.2511 0.3120 0.3717 0.4298 0.4862 0.5406 0.5929 0.6428 0.6901 0.7346 0.7761 0.8146 0.8497 0.8815 0.9096 0.9341 0.9549 0.9718 0.9848 0.9938 0.9989 0.9999 0.9969 0.9898 0.9788 0.9638 0.9450 ... ] (1x100 double)

  Use GET to show all properties

破線と点線の四角の境界線を赤で描画する

ライブスクリプトを開く

指定された軸 a 上に赤い点線と破線の正方形の境界線をプロットします。これが現在の軸です。

a = gca;
boundaryline(a,[0,1,1,0,0],[0,0,1,1,0],'r-.')

入力引数

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`x` — x 座標データ
数値ベクトル

数値ベクトルとして指定された x 座標データ。この関数は、このデータを使用して境界線の x 座標をプロットします。

データ型: double

`y` — y 座標データ
数値ベクトル

数値ベクトルとして指定された y 座標データ。この関数は、このデータを使用して境界線の y 座標をプロットします。

データ型: double

`ax` — 有効な軸
スカラーハンドル

スカラーハンドルとして指定された有効な軸。デフォルトでは、この関数は gca 関数で取得できる現在の軸にプロットします。

データ型: double

`LineSpec` — ラインスタイル、マーカー、色
string スカラー | 文字ベクトル

ラインスタイル、マーカー、および色。記号を含む string スカラーまたは文字ベクトルとして指定します。記号の順番は任意です。3 つの特性 (ラインスタイル、マーカーおよび色) をすべて指定する必要はありません。たとえば、ラインスタイルを省略してマーカーを指定する場合、プロットはラインなしでマーカーのみを表示します。

例: "--or" は円形マーカー付きの赤い破線です。

ラインスタイル	説明	結果として得られる線
`"-"`	実線
`"--"`	破線
`":"`	点線
`"-."`	一点鎖線

マーカー	説明	結果のマーカー
`"o"`	円
`"+"`	プラス記号
`"*"`	アスタリスク
`"."`	点
`"x"`	十字
`"_"`	水平線
`"\|"`	垂直線
`"square"`	正方形
`"diamond"`	菱形
`"^"`	上向き三角形
`"v"`	下向き三角形
`">"`	右向き三角形
`"<"`	左向き三角形
`"pentagram"`	星形五角形
`"hexagram"`	星形六角形

色名	省略名	RGB 3 成分
`"red"`	`"r"`	`[1 0 0]`
`"green"`	`"g"`	`[0 1 0]`
`"blue"`	`"b"`	`[0 0 1]`
`"cyan"`	`"c"`	`[0 1 1]`
`"magenta"`	`"m"`	`[1 0 1]`
`"yellow"`	`"y"`	`[1 1 0]`
`"black"`	`"k"`	`[0 0 0]`
`"white"`	`"w"`	`[1 1 1]`

名前と値の引数

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オプションの引数のペアを Name1=Value1,...,NameN=ValueN として指定します。ここで、Name は引数名で、Value は対応する値です。名前と値の引数は他の引数の後に指定しなければなりませんが、ペアの順序は重要ではありません。

R2021a より前では、コンマを使用して名前と値をそれぞれ区切り、Name を引用符で囲みます。

例: 'Hatches','//'

メモ

これらのプロパティはサブセットのみです。完全な一覧については、Line のプロパティを参照してください。

`Hatches` — ハッチスタイル
`'/'` (既定値) | `'\'` | `'|'`

ハッチングスタイル。'/'、'\'、または '|' として指定します。文字列の長さによってハッチ間隔が決まります。指定するハッチの数が多いほど、間隔は狭くなります。次に例を示します。

半分のスペースで前方に傾斜する場合は、'Hatches','//' を使用します。
1 行間隔の垂直斜線の場合は、 'Hatches','|' を使用します。
3 分の 1 スペースの後ろ向きの斜体文字には、 'Hatches','\\\' を使用します。

データ型: char | string

`FlipBoundary` — 境界ハッチ角度を反転
`'off'` (既定値) | `'on'`

境界ハッチ角度を 180 度反転します。'off' または 'on' として指定します。

'off' — ハッチ角度を反転しないでください。
'on' — ハッチ角度を 180 度反転します。

データ型: char | string

`HatchTangency` — ハッチ角度の接線
`'on'` (既定値) | `'off'`

ハッチ角度の接線。'on' または 'off' として指定します。

'on' — ハッチ角度は線分の接線を基準とします。この関数は、x および y データの先頭から末尾までの線積分を評価することによって接線を決定します。
'off' — ハッチ角度は 0 を基準とします。

データ型: char | string

`HatchLength` — ハッチセグメントの長さ
数値スカラー

ハッチセグメントの長さ。数値スカラーとして指定します。

データ型: double

`HatchAngle` — ハッチセグメントの角度
数値スカラー

ハッチセグメントの角度。数値スカラーとして指定します。'Hatches' のスタイルを指定すると、関数はハッチ角度を自動的に計算します。

データ型: char | string

`HatchSpacing` — ハッチセグメント間の間隔
数値スカラー

ハッチセグメント間の間隔。数値スカラーとして指定します。

データ型: char | string

`LineStyle` — ラインスタイル
`"-"` (既定値) | `"--"` | `":"` | `"-."` | `"none"`

ラインスタイル。次の表にリストされたオプションのいずれかとして指定します。

ラインスタイル	説明	結果として得られる線
`"-"`	実線
`"--"`	破線
`":"`	点線
`"-."`	一点鎖線
`"none"`	ラインなし	ラインなし

`LineWidth` — ライン幅
`0.5` (既定値) | 正の値

ライン幅。ポイント単位の正の値として指定します。1 ポイントは 1/72 インチです。ラインがマーカーをもつ場合、ライン幅はマーカーエッジにも影響します。

ライン幅をピクセルの幅より細くすることはできません。システムでライン幅をピクセルの幅より細い値に設定すると、ラインは 1 ピクセル幅で表示されます。

出力引数

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`bline` — 境界線オブジェクト
`Aero.graphics.primitive.BoundaryLine` オブジェクト

境界線オブジェクト。Aero.graphics.primitive.BoundaryLine オブジェクトとして返されます。

バージョン履歴

R2021b で導入

参考

boundaryline

構文

説明

デフォルトの境界と線の指定を使用する

名前、値の引数、軸を指定します

境界線オブジェクトを返す

例

境界線の正弦波をプロットする

1/3 間隔のハッチングで境界線を描く

反転した境界線を持つ円の境界線をプロットする

破線と点線の四角の境界線を赤で描画する

入力引数

x — x 座標データ 数値ベクトル

y — y 座標データ 数値ベクトル

ax — 有効な軸 スカラー ハンドル

LineSpec — ライン スタイル、マーカー、色 string スカラー | 文字ベクトル

名前と値の引数

Hatches — ハッチスタイル '/' (既定値) | '\' | '|'

FlipBoundary — 境界ハッチ角度を反転 'off' (既定値) | 'on'

HatchTangency — ハッチ角度の接線 'on' (既定値) | 'off'

HatchLength — ハッチセグメントの長さ 数値スカラー

HatchAngle — ハッチセグメントの角度 数値スカラー

HatchSpacing — ハッチセグメント間の間隔 数値スカラー

LineStyle — ライン スタイル "-" (既定値) | "--" | ":" | "-." | "none"

LineWidth — ライン幅 0.5 (既定値) | 正の値

出力引数

bline — 境界線オブジェクト Aero.graphics.primitive.BoundaryLine オブジェクト

バージョン履歴

参考

`x` — x 座標データ
数値ベクトル

`y` — y 座標データ
数値ベクトル

`ax` — 有効な軸
スカラーハンドル

`LineSpec` — ラインスタイル、マーカー、色
string スカラー | 文字ベクトル

`Hatches` — ハッチスタイル
`'/'` (既定値) | `'\'` | `'|'`

`FlipBoundary` — 境界ハッチ角度を反転
`'off'` (既定値) | `'on'`

`HatchTangency` — ハッチ角度の接線
`'on'` (既定値) | `'off'`

`HatchLength` — ハッチセグメントの長さ
数値スカラー

`HatchAngle` — ハッチセグメントの角度
数値スカラー

`HatchSpacing` — ハッチセグメント間の間隔
数値スカラー

`LineStyle` — ラインスタイル
`"-"` (既定値) | `"--"` | `":"` | `"-."` | `"none"`

`LineWidth` — ライン幅
`0.5` (既定値) | 正の値

`bline` — 境界線オブジェクト
`Aero.graphics.primitive.BoundaryLine` オブジェクト