MATLAB および Simulink セミナー

【名大・東京海洋大の実例紹介】MATLABによるAI・ロボティクス開発~研究から教育まで~

概要

ロボティクスの研究・開発は加速しており、認知・判断・制御等の複合領域の技術要素が必要とされています。

MATLABおよびSimulink はアルゴリズム開発、データ解析、可視化、数値計算のための統合開発環境です。近年は、AI分野の機械学習やディープラーニングなどの認知アルゴリズムから自律ロボティクス分野の判断・意思決定アルゴリズム、AUTOSAR Adaptiveなどの高度なミドルウェア連携まで幅広いソリューションを強化しています。アルゴリズム設計からモデリング、シミュレーション、仮想テスト、自動コード生成、実装までの一連の開発プロセスを単一環境で実現し、開発を加速します。

本講演では、外部のご講演者様をお招きし、自律ロボティクスの研究開発・教育を推し進めるための実践的な事例についてご紹介させていただきます。

MATLABおよびSimulink をご存知の方も、そうでない方もぜひご参加ください。

※本セミナーはロボティクス・メカトロニクス講演会2023 名古屋(ROBOMECH2023 in Nagoya)のワークショップ・チュートリアルセッションの一つとして開催されます。会員資格を問わず、また参加登録費は不要で、現地会場またはオンラインでご参加いただけます。

※本セミナーは対面とオンラインでのハイブリッド開催となっております。

  • 現地参加の方:ROBOMECH2023会場 名古屋国際会議場の会議室(調整中)
  • オンラインの方:Webex

ROBOMECH2023のワークショップ・チュートリアルセッションについての詳細はこちら

なお、本サイトでご参加登録いただいた方は、別途上記サイトでご登録いただく必要はありません。


<会場>
ROBOMECH2023会場 名古屋国際会議場
MAPはこちら

ハイライト

  • MATLABおよびSimulinkを活用したロボット・自律システム開発
  • Model-Based DesignツールによるAUTOSAR Adaptive Platform向けアプリケーション開発事例 (名古屋大学、パーソルクロステクノロジー株式会社)
  • MATLABと船舶ロボットを用いた機械学習教育について (東京海洋大学)
  • モデルベースデザインによるROSシミュレーションを活用した量産向けアプリ開発

アジェンダ

時間 タイトル
13:30 開場・受付開始(会場のみ)
14:00-14:30

MATLABおよびSimulinkを活用したAIロボット開発
MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部   
岡本 忠之

自律ロボットシステムの開発には認知・計画・判断など、複合的な技術の統合が必要である。MATLAB、Simulinkは複合領域の開発検証を単一環境で実現する。本講演ではロボット開発に有用な各種機能についてご紹介する。

  • YOLOv4などのAI・ディープラーニング
  • Raspberry Pi や NVIDIA Jetsonとの連携
14:30-15:00

MATLABと船舶ロボットを用いた機械学習教育について
東京海洋大学
平井 友里恵

機械学習の実分野への適用は様々な外的要因があり、機械学習の練習問題ほど簡単ではない。このギャップを埋めるため、実際のフィールド問題に近い問題に機械学習を適用する教育プログラムを提案する。本教育プログラムでは、外乱の多い実海域における船舶ロボットの自律航行の問題に機械学習手法を応用する。開発プラットフォームとしてMATLABを活用することで学生が効率的に学習することができた。

15:00-15:15 Q&A、休憩
15:15-15:45

Model-Based DesignツールによるAUTOSAR Adaptive Platform向けアプリケーション開発事例
名古屋大学
高田 光隆
パーソルクロステクノロジー株式会社
髙橋 良輔

車載ソフトウェアプラットフォーム標準化団体AUTOSARは、高性能車載コンピュータ向けソフトウェアプラットフォームAUTOSAR Adaptive Platform(AP)の仕様策定と参照実装開発を行っている。名古屋大学では、複数企業との共同研究(A2Pコンソーシアム)を通しAUTOSARでの活動貢献を行うと共に、AUTOSAR AP導入支援のための開発を行ってきた。本講演ではA2Pコンソーシアムの紹介と開発成果であるRaspberry Pi™ mouseを用いたアプリをベースに、Simulinkモデルを導入した開発事例を紹介する

15:45-16:15

モデルベースデザインによるROSシミュレーションを活用した量産向けアプリ開発
MathWorks Japan アプリケーションエンジニアリング部
田中 康博

モデルベースデザインによる量産向けアプリ開発についてご紹介する。「動く仕様書」とも呼ばれる Simulink モデルを設計し、シミュレーションによる検証を PC 上で行うことにより、量産向けアプリ開発のコスト低減、かつ、コード品質の向上を図る事ができる。本講演では、SimulinkとROSを連携したコシミュレーション、量産向けアプリにAUTOSAR規格を適用してRaspberry Pi Mouseに実装した例をご紹介する。

16:15-16:30 Q&A, 終了

対象製品