持続可能な未来のためには、気候変動の影響に対処するアクションが必要です。そのため、MathWorks は業務の脱炭素化に向けた取り組みとして、3 つの重点分野に照準を合わせています。
継続的な効率化
再生可能エネルギーのサポート
炭素除去プロジェクトのサポート
MathWorks は説明責任を果たし、透明性を高めるために、当社の取り組みと進捗状況を定期的に報告します。
ハイライト
当社は業務、パートナーシップ、製品全体にわたる環境への取り組みにおいて大きな前進を遂げてきました。
炭素除去プロジェクトの支援
- 当社の世界におけるスコープ 1 とスコープ 2 のカーボン フットプリントからの排出量を 100%、および当社のスコープ 3 の排出量の一部をオフセットしました。
- また、Arbor Day Foundation を通じた森林再生を支援するため、炭素除去オフセットに投資しました。
再生可能エネルギー
- マサチューセッツ州ネイティックの各キャンパスに設置された 7 つの太陽光発電設備は、年間約 200 万 kWh を発電しています。これは当社の電力使用量のおよそ 10 %に相当します。
- Enel North America 社との 12 年間のバーチャル電力購入契約 (VPPA) に投資しました。発電所の稼働開始から 2025 年上半期までに約 12 万 MWh が発電され、当社の北米地域における電力消費量の 100% をオフセットしました。
パートナーシップ
- MathWorks Foundation を通じて Mass Audubon と連携し、希少種にとって危機的な自然環境や生息地の保全を支援するため、2024 年までに 2,750 万ドル以上を寄付しました。
- 業界をリードするアクセラレータとの戦略的パートナーシップを通じて、世界中の気候に焦点を当てた技術系スタートアップ企業を1,000 社以上支援しました。
- 米国、英国、インドで行われている気候関連の研究活動に対し、2024 年を通して 150 万ドルの資金提供を約束しました。
MathWorks の温室効果ガスインベントリ
温室効果ガス (GHG) フットプリントの算定にあたり、MathWorks では GHG プロトコルの指針を参考にし、業界の専門家の意見も取り入れています。また、ISO 14064-3 に準拠した内部監査や外部監査を通じて、自社の取り組みの妥当性を検証しています。環境データの算定方法の詳細については、レポートをご覧ください。
スコープ 1、2、3 の定義と主な排出源
| GHG プロトコルの定義 | MathWorks の主な排出源 | |
|---|---|---|
| スコープ 1 | MathWorks が所有、管理する排出源からの直接的な GHG 排出量 | 主に、世界各地の拠点において、建物の暖房や給湯、キャンパス内のカフェテリア運営に使用される天然ガス |
| スコープ 2 | 公共の電力や熱による間接的な GHG 排出量 | 世界の各拠点の管理運用とデータセンター |
| スコープ 3 | MathWorks の活動に起因するものの、同社が所有または管理していない排出源から生じる、その他すべての間接的な GHG 排出量 | 購入した商品およびサービス、資本財、燃料およびエネルギー関連活動 (FERA)、廃棄物、出張、従業員の通勤、リモートワーク、下流のリース資産 |
2024 年グローバル GHG 排出量における主要排出源への対応 (MT CO2e)
| MathWorks の業務に関連する総 GHG 排出量 (スコープ 1、2、3) | 59,853 |
| 対応済みの GHG 排出量 | |
| 再生可能エネルギーの調達による対応 (VPPA および分離型購入の REC) | 4,798 |
| カーボンオフセットによる対応 (VER) | 30,722 |
| 合計 | 35,520 |
| 対応済み排出量の割合 (%) | 59.3% |
グローバル GHG 排出強度 (2022 ~ 2024 年)
MathWorks は創業以来、着実に成長してきました。一般的には、収益が伸びるほど二酸化炭素排出量も増加します。排出量の増加を考慮するため、MathWorks では収益百万ドルあたりの CO2e 排出量の推移をメトリックトン単位で追跡しています。これは、スコープ 1 およびスコープ 2 の推移と、総カーボン フットプリントの両面から示されます。また、避けられない排出をオフセットするために行っている投資も考慮しています。グラフに示すように、スコープ 1 およびスコープ 2 についての MathWorks の総環境フットプリントは、オフセットを考慮する前は比較的平坦に推移しています。さらに、総フットプリントは増加しているものの、通常業務への復帰と事業拡大が進む中で、追加のオフセットを実施し、排出の影響を緩和するための対策を講じています。これらの対策については、MathWorks Climate Action Report でより詳しく説明しています。
注目すべき点として、MathWorks は 2024 年に 40 周年を迎えました。この機会に、MathWorks は世界中の従業員をフロリダ州オーランドに集め、特別な体験を共有しました。そのため、2024 年の排出量には顕著な一時的急増が見られます。MathWorks は気候へのコミットメントに忠実であり続け、この特別なイベントに伴うフライトとホテル関連の排出量を 100% オフセットしました。
2024 年のグローバル GHG 排出量 (MT CO2e)
| 排出量 | オフセット | |
|---|---|---|
| スコープ 1 | 1,097 | 1,097 |
| スコープ 2 | 8,284 | 8,284 |
| スコープ 3 | ||
| カテゴリ 1:購入した商品およびサービス | 14,418 | 0 |
| カテゴリ 2:資本財 | 4,814 | 0 |
| カテゴリ 3:FERA | 947 | 0 |
| カテゴリ 5:廃棄物* | 6 | 6 |
| カテゴリ 6:出張 | 22,804 | 20,148 |
| カテゴリ 7:従業員の通勤 | 5,692 | 5,692 |
| カテゴリ 7:リモートワーク | 1,371 | 103 |
| カテゴリ 13:下流のリース資産 | 420 | 191 |
| 合計 | 59,853 | 35,520 |