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第 6 章

機能安全


セクション

DO-254 および ISO 26262 ワークフローにおける検証および妥当性確認タスクの実行

DO-254 や ISO 26262 などの認証ワークフローは、高信頼性システムを要件とする産業分野の設計チームでますます使用されるようになっています。これらのワークフローにより、概念設計、詳細設計、および実装の連続する各フェーズにおいて、前のフェーズとの比較検証が行われます。

Simulink を使用することで、エンジニアは、要件の早期検証、モデルとコードの規格チェック、コード生成、テストケースの再利用により、コストおよびスケジュール面でのメリットを実現した上で、DO-254 および ISO 26262 の目標を満たすことができます。

  • 要件ドキュメントから Simulink モデルを経由して、生成された HDL およびテストベンチ コンポーネントまで、要件をトレースできます。
  • HDL コシミュレーションでは、概念設計と詳細設計の段階で、設計の back-to-back テストが用意されています。
  • FPGA インザループ テストでは、実装段階での設計を使用して back-to-back テストを行うことができます。