Partial Differential Equation Toolbox

表面間放射を考慮した円筒形バッテリー セルの温度分布。熱暴走の起点となるセルが周囲より高温であることを示しています。

熱伝達

定常解析、過渡解析、モーダル解析、または応力-熱連成解析を行い、温度分布などの熱特性を計算します。バッテリーの熱管理などの用途向けに空間的または時間的な熱挙動を解析できます。

ロボットアームのショルダーリンクの 6 つのモード形状。異なる固有振動数での変形パターンを示しています。

構造力学

線形静的解析、過渡解析、モーダル解析、周波数応答解析を実行できます。変位、応力、ひずみを計算して機械的強度を評価したり、機械システムの動的挙動をシミュレーションしたりすることができます。

二極電気モーターの磁位と磁場。固定子、回転子、エアギャップにわたる磁束分布を示しています。

電磁気

静電場、静磁場、DC 伝導、調和問題を解析し、電気・電子部品を設計できます。

0.2C、0.5C、1C、2C における放電電圧の時間変化を示すグラフ。C レートが高いほど電圧が速く低下することを示しています。

バッテリー P2D モデリング

Doyle-Fuller-Newman (DFN) モデルとして知られる疑似 2D (P2D) モデルを使用して、リチウムイオン バッテリーの電気化学的挙動をシミュレーションできます。厚さ方向の電解質拡散や電極粒子内の固相拡散を考慮し、充放電サイクル時の電圧、濃度、電流密度をシミュレーションできます。

L 字型膜の第 12 固有モードの表面プロット。節線パターンと変位変化を示しています。

一般的な偏微分方程式

工学や科学で一般的に生じる定常問題、時間依存問題、固有値問題に対する 2 次線形・非線形偏微分方程式を求解できます。

ファン制御と温度フィードバックを備えた、熱 ROM プラントモデルによる閉ループ CPU 冷却システムを示す図。

低次元化モデリングと科学技術機械学習

低次元化モデリング (ROM) と科学技術機械学習 (SciML) の手法を用いて高速なサロゲートモデルを作成し、偏微分方程式 (PDE) で記述されるシステムのシステムレベル シミュレーション、制御物理モデリング、迅速な設計検討、最適化を効率的に行うことができます。物理情報ニューラルネットワークグラフ ニューラル ネットワークフーリエニューラル演算子のような AI ベースの PDE ソルバーを作成し、学習させることができます (Deep Learning Toolbox を使用)。

STL ファイルからインポートされた前腕リンクのジオメトリの透明な 3D ビューと座標軸。

ジオメトリとメッシュ

STL、STEP、メッシュデータをインポートするか、プリミティブ形状を組み合わせて寸法をパラメーター化した形状を作成することで、2D または 3D ジオメトリを定義できます。押し出しやブール演算子などの操作でジオメトリを変更し、その後、2D では三角形要素、3D では四面体要素を用いて有限要素メッシュを生成できます。

ファン制御と温度フィードバックを備えた、熱 ROM プラントモデルによる閉ループ CPU 冷却システムを示す図。

可視化と後処理

PDE 問題に特化した強力な MATLAB グラフィックスとグラフィックス関数を活用することで、モデルや解析結果を可視化できます。解析結果のほかに、その導出量や補間量、メッシュ、ジオメトリのプロットやアニメーションを作成できます。

ジオメトリ設定、モデル開発、PDE 解析、MATLAB と Simulink 製品との連携、アプリケーションの共有を示すワークフロー図。

FEA ワークフローの自動化、統合、共有

MATLAB を活用して FEA シミュレーションを自動化し、他の MATLAB 製品や Simulink 製品と連携させることで、ワークフロー全体を構築できます。App Designer や MATLAB Compiler を使用して独自のアプリケーションを共有できます。

Partial Differential Equation Toolbox に関するよくある質問 (FAQ)

Partial Differential Equation Toolbox は、有限要素解析を用いて、構造力学、熱伝達、一般的な偏微分方程式を求解するための関数を提供します。

変形、応力、ひずみに対する線形静的解析、固有振動数やモード形状を求めるモーダル解析、温度分布や熱流束を求める熱伝達解析、静電場解析や静磁場解析、さらに独自の PDE の求解を実行できます。

STL データやメッシュデータから 2D または 3D のジオメトリをインポートできるほか、プリミティブ形状を組み合わせて寸法をパラメーター化した形状を作成できます。

このツールボックスは、2D では三角形要素、3D では四面体要素を用いて有限要素メッシュを自動生成できます。

はい。連成熱応力解析を実行して、温度分布などの熱特性を計算することができます。

MATLAB グラフィックスで、ジオメトリ、メッシュ、結果、導出量などのプロットやアニメーションを作成できます。また、Visualize PDE Results ライブエディター タスクを用いて、解析結果をインタラクティブに確認できます。

はい。MATLAB を活用して FEA シミュレーションを自動化し、他の MATLAB 製品と連携させてエンドツーエンドのワークフローを構築できます。また、App Designer や MATLAB Compiler を使用して独自のアプリケーションを共有できます。

はい。このツールボックスは、構造動力学や振動をモデリングするための直接時間積分ソルバーを提供しています。