Simulink Design Optimization のパラメータ推定では、遺伝的アルゴリズムを用いて最適化することはできません。最適化アルゴリズムは、以下の 4 つからのみ選択可能です。
・勾配降下(FMINCON)
・非線形最小二乗(LSQNONLIN)
・パターン探索(PATTERNSEARCH)
・シンプレックス サーチ(FMINSEARCH)
なお、「メソッド:パターン探索」「探索法:遺伝的アルゴリズム」を選択した場合、最適化計算の 1回目のイタレーションでは、内部的に ga 関数(遺伝的アルゴリズム)が使用されますが、 2回目以降の繰り返し計算では、 ga 関数は使用されず、パターンサーチアルゴリズム patternsearch 関数で最適化が行われます。
代替案としては、Global Optimization Toolbox の ga 関数を用いて、モデル内のパラメータを推定するプログラムを記述する方法が考えられます。
以下の URL では、Optimization Toolbox の lsqnonlin 関数を用いて、Simulik モデル内のパラメータを推定する例が紹介されています。
・Optimization Toolbox : Simulink モデルでの lsqnonlin の使用