コースの詳細
- Simulink サブシステム、ライブラリ、モデルを使用したモジュール型のソフトウェア設計
- ソフトウェア要件、モデルアーキテクチャ、サブシステム、テスト、コード間のトレーサビリティの管理
- モデルベースおよびコードベーステストを使用した早期のソフトウェア検証
- ソフトウェア標準ガイドラインへの準拠性の確認
- IEC 認証キット (ISO 26262 および IEC 61508 用) を使用したツール検定
1日目
ISO 26262 およびモデルベース デザインの概要
学習目標: 自動車業界における ISO 26262 の役割、および この規格における MathWorks ツールのサポート レベルを理解します。
- ISO 26262 と機能安全
- 項目の定義
- 危険解析とリスク評価
- ツール検定
- リファレンス ワークフロー
モデルの作成
学習目標: Simulink モデルを作成し、そのサンプル時間とデータ型を定義する方法を学びます。
- Simulink でのソフトウェア ユニットの設計
- Simulink モデルの作成
- 離散状態システムのモデル化
- サンプル時間の割り当て
- データ型の強制
- モデルのシミュレーション
モデルのタイミングと実行
学習目標: シングルレート モデルとマルチレート モデルのシミュレーション、および データ転送に関する考慮事項について学びます。
- Simulink ソルバーについて
- シングルレート モデルのコンポーネント化
- シングルレート モデルの実行
- マルチレート モデルの実行
- レート変換の処理
モデリング標準
学習目標: モデリング標準の設定および適用や、一般的なモデリング エラーをチェックして、モデルのパフォーマンスを最適化する方法について学びます。
- モデリング標準について
- 編集時チェックの実行
- モデル アドバイザーの使用
- 結果のレポート
2日目
要件管理
学習目標: Simulink モデルをシステム要件にリンクする方法について学びます。
- ISO 26262 での要件の分解
- 要件エディターでの要件の作成
- 外部ドキュメントからの要件のインポート
- 要件とモデルの関連付け
アーキテクチャ モデリング
学習目標: システム アーキテクチャ モデリングに System Composer を適用する方法について学びます。
- ISO 26262 での System Composer の適用
- アーキテクチャ要素の作成
- 要素タイプごとのステレオタイプの定義
- データ ディクショナリへのインターフェイス データの保存
- Simulink モデルの関連付け
モデル管理
学習目標: Simulink モデルのコンポーネント化で使用されるさまざまな機能の長所と短所について学びます。
- システム コンポーネントについての考慮事項
- バーチャル サブシステム
- アトミック サブシステム
- サブシステム参照
- モデル参照
- コンポーネント バリアント
- ライブラリ
3日目
プロジェクト管理
学習目標: プロジェクト (モデル、データ、ドキュメントなどを含む) を効率的に管理し、構成管理タスクを実行する方法について学びます。
- プロジェクトの設定
- ファイルのショートカットとラベルの追加
- ファイルの依存関係と影響の解析
- ソース管理の使用
- ファイルの比較
ソフトウェア単体検証
学習目標: Simulink モデルの時間ベースおよびロジックベースのテスト ケースを作成する方法について学びます。
- 継続的なテストと検証
- 設計エラーの検出
- テスト ケースの定義
- テスト ハーネスの生成
- テスト入力のインポート
- テストへのロジックの組み込み
- 要求仕様ベースの評価の実行
検証の自動化
学習目標: 反復実行可能なテストグループを作成し、テスト結果からレポートを自動的に生成する方法について学びます。
- テスト ファイルの作成
- シミュレーション テスト、ベースライン テストおよび等価性テストの構成
- 単体テストと統合テストの構成
- カバレッジの理解と測定
- 自動テスト生成によるカバレッジの向上
- テスト結果の表示とドキュメント化
4日目
コード生成とカスタマイズ
学習目標: 最適化およびカスタマイズ オプションを使用して、組み込みコード生成用に Simulink モデルを構成し、自動生成されたコードを効率的に理解する方法について学びます。
- 組み込みアプリケーションのアーキテクチャについて
- コードを生成
- 関数プロトタイプの変更
- 再利用可能な関数インターフェイスの設定
- 信号ストレージ クラスの設定
- データ オブジェクトによるストレージ クラスの制御
- 再構成可能なデータ型の作成
- データ ディクショナリの使用
生成コードのアーキテクチャ
学習目標: サブシステム、モデル参照、および バスを使用して、生成コードのアーキテクチャを制御する方法について学びます。
- 再利用可能なモデル参照の作成
- バス信号のデータ型の制御
- 再利用可能なサブシステム コードの生成
- バリアント コンポーネントの生成
ソフトウェアによるテストと解析
学習目標: モデル参照とトップレベルモデルに対するインザループテスト手法を使用したソフトウェアのテストと検証方法について学びます。
- 生成コードのソフトウェアインザループ テストの実行
- 生成コードのプロファイリング
- モデル参照を使用して生成されたコードのテスト
- ハードウェア サポートの概要
- テスト目的での Arduino の接続
- ターゲットでの生成コードの検証
5日目
レポート
学習目標: Simulink モデルからレポートとドキュメントを自動的に作成する方法について学びます。
- Web ビューの生成
- 標準レポートの作成
ソフトウェア開発のベスト プラクティス
学習目標: 生成されたコードに対して静的解析を実行し、コードが MISRA C:2012 に準拠していることを確認する方法について学びます。
- Polyspace Bug Finder を使用したコードの検証
- MISRA C:2012 へのソフトウェア準拠性のチェック
- コード メトリクスの測定
ツール検定
学習目標: IEC 認定キット (ISO 26262 および IEC 61508 用) を使用して、MathWorks ツールが ISO 26262 に準拠するかどうかを確認する方法について学びます。
- ツール検定の実行
- IEC Certification Kit (for ISO 26262 and IEC 61508) の使用
ケース スタディ
学習目標: モデルベース デザインを適用して制御アルゴリズムを実装するためのリファレンス ワークフローを紹介します。
- ソフトウェア ユニットのアーキテクチャの実装
- ソフトウェア ユニットへの機能の追加
- back-to-back 動的テストの実行
- ソフトウェア ユニットのコードの生成
レベル: 上級
必要条件:
期間: 5 日
言語: Deutsch, English