vision.ForegroundDetector
混合ガウス モデルを使用した前景の検出
説明
ForegroundDetector
は、カラーまたはグレースケールのビデオ フレームを背景モデルと比較して、個々のピクセルが背景または前景の一部であるかどうかを判定します。その後、前景マスクを計算します。背景差分を使用して、静止カメラで撮影されたイメージ内の前景オブジェクトを検出できます。
イメージ内の前景を検出するには、次の手順を実行します。
vision.ForegroundDetector
オブジェクトを作成し、そのプロパティを設定します。関数と同様に、引数を指定してオブジェクトを呼び出します。
System object の機能の詳細については、System object とはを参照してください。
作成
説明
は、混合ガウス モデル (GMM) を使用して前景マスクを計算し、返します。detector
= vision.ForegroundDetector
は、名前と値のペアを 1 つ以上使用してプロパティを設定します。各プロパティ名を引用符で囲みます。たとえば、detector
= vision.ForegroundDetector(Name,Value
)detector = vision.ForegroundDetector('LearningRate',0.005)
です。
プロパティ
使用法
説明
は、入力イメージ foregroundMask
= detector(I
)I
の前景マスクを計算して、論理マスクを返します。マスク内の 1
の値は前景ピクセルに対応します。
は、foregroundMask
= detector(I
,learningRate
)LearningRate
を使用して前景マスクを計算します。
入力引数
出力引数
オブジェクト関数
オブジェクト関数を使用するには、System object™ を最初の入力引数として指定します。たとえば、obj
という名前の System object のシステム リソースを解放するには、次の構文を使用します。
release(obj)
例
参照
[1] Kaewtrakulpong, P. and R. Bowden. An Improved Adaptive Background Mixture Model for Realtime Tracking with Shadow Detection. In Proc. 2nd European Workshop on Advanced Video Based Surveillance Systems, AVBS01, VIDEO BASED SURVEILLANCE SYSTEMS: Computer Vision and Distributed Processing (September 2001)
[2] Stauffer, C. and W.E.L. Grimson. Adaptive Background Mixture Models for Real-Time Tracking, Computer Vision and Pattern Recognition, IEEE Computer Society Conference on, Vol. 2 (06 August 1999), pp. 2246-252 Vol. 2.
拡張機能
バージョン履歴
R2011a で導入