argnames

シンボリック関数または行列関数の入力変数

構文

args = argnames(f)

説明

args = argnames(f) は、シンボリック関数または行列関数 f の入力変数を返します。

例

シンボリック関数の入力変数を求める

シンボリック関数を作成します。

syms f(x,y)
f(x,y) = x + y;

argnames を使用して f の入力変数を求めます。

args = argnames(f)

args = $$\left(\begin{array}{cc}x& y\end{array}\right)$$

別のシンボリック関数を作成します。

syms f(a,b,x,y)
f(x,b,y,a) = a*x + b*y;

f の入力変数を求めます。変数を返すとき、argnames は関数を定義したときと同じ順序を使用します。

args = argnames(f)

args = $$\left(\begin{array}{cccc}x& b& y& a\end{array}\right)$$

シンボリック行列関数の入力変数の検出

シンボリック行列関数を作成します。

syms A B 2 matrix
syms f(A,B) 2 matrix keepargs
f(A,B) = A*B - 3*A + 2*eye(2);

argnames を使用して f の入力変数を求めます。結果は、シンボリック行列変数を含む cell 配列になります。

args = argnames(f)

args=1×2 cell array
    {2×2 symmatrix}    {2×2 symmatrix}

cell 配列にインデックスを付けて、cell 配列の内容にアクセスします。

arg1 = args{1}

arg1 = $$A$$

arg2 = args{2}

arg2 = $$B$$

入力引数

f — 入力関数

シンボリック関数 | シンボリック行列関数

入力関数。シンボリック関数またはシンボリック行列関数として指定します。

データ型: symfun | symfunmatrix

出力引数

args — シンボリック関数または行列関数の入力変数

シンボリック変数 | シンボリック変数のベクトル | シンボリック行列変数の cell 配列

シンボリック関数または行列関数の入力変数。

• f が symfun 型のシンボリック関数である場合、args はシンボリック変数または sym 型のシンボリック変数のベクトルとして返されます。

• f が symfunmatrix 型のシンボリック行列関数である場合、args は symmatrix 型のシンボリック行列変数の cell 配列として返されます。

データ型: sym | cell

バージョン履歴

R2012a で導入

R2022a: シンボリック行列関数の入力変数の検出

argnames 関数は symfunmatrix 型の入力引数を受け入れます。例については、シンボリック行列関数の入力変数の検出を参照してください。

参考

formula | syms | symvar | symfun | symfunmatrix