求解 (シンボリック式)
説明
求解 (シンボリック式) タスクを使用すると、対話形式でシンボリック方程式の解析解を求めることができます。タスクはライブ スクリプトで使用できる MATLAB® コードを自動生成します。ライブ エディター タスク の詳細については、ライブ スクリプトへの対話型タスクの追加を参照してください。
このタスクを使用して、次のことができます。
単一の方程式や代数方程式系などを含むシンボリック方程式の解析解を求める。
ソルバー オプションを指定して解を求める。
方程式の求解に使用するコードを生成する。
タスクを開く
MATLAB エディターのライブ スクリプトに求解 (シンボリック式) タスクを追加するには、次のようにします。
[ライブ エディター] タブで [タスク] 、 [求解 (シンボリック式)] を選択する。
スクリプトのコード ブロックで、
solve
、symbolic
、またはequation
などの関連キーワードを入力する。推薦されたコマンド補完から[求解 (シンボリック式)]
を選択する。
パラメーター
アルゴリズム
Ignore analytic constraints
を使用する際は、ソルバーによって以下のルールのいくつかが方程式の両辺に適用されます。
任意の a および b について、log(a) + log(b) = log(a·b) が成り立つ。特に、a、b、c のすべての値に対して、次の等式が有効である。
(a·b)c = ac·bc.
任意の a および b について、log(ab) = b·log(a) が成り立つ。特に、a、b、c のすべての値に対して、次の等式が有効である。
(ab)c = ab·c.
f および g が標準的な数学関数、かつ任意の微小な正数について f(g(x)) = x である場合、すべての複素数値 x に対して f(g(x)) = x が有効であるものとする。以下に例を示します。
log(ex) = x
asin(sin(x)) = x, acos(cos(x)) = x, atan(tan(x)) = x
asinh(sinh(x)) = x, acosh(cosh(x)) = x, atanh(tanh(x)) = x
ランベルトの W 関数のすべての分岐指標 k に対して、Wk(x·ex) = x。
ソルバーは、
0
を除く任意の式で方程式の両辺を乗算できる。多項方程式の解は完全でなければならない。
バージョン履歴
R2020a で導入