minus, -
シンボリックな減算
説明
例
配列からのスカラーの減算
配列 A
から 2
を減算します。
syms x A = [x 1;-2 sin(x)]; A - 2
ans = [ x - 2, -1] [ -4, sin(x) - 2]
minus
は、A
の各要素から 2
を減算します。
行列 M
から単位行列を減算します。
syms x y z M = [0 x; y z]; M - eye(2)
ans = [ -1, x] [ y, z - 1]
数値引数およびシンボリック引数の減算
1 つの数値をもう 1 つの数値から減算します。これらはシンボリック オブジェクトではないため、結果は浮動小数点数となります。
11/6 - 5/4
ans = 0.5833
数値をシンボリック オブジェクトに変換してシンボリックに減算します。
sym(11/6) - sym(5/4)
ans = 7/12
または、minus
を呼び出し、減算します。
minus(sym(11/6),sym(5/4))
ans = 7/12
行列の減算
行列 B
と C
を A
から減算します。
A = sym([3 4; 2 1]); B = sym([8 1; 5 2]); C = sym([6 3; 4 9]); Y = A - B - C
Y = [ -11, 0] [ -7, -10]
Y
の要素の符号を切り替えるには、構文 -Y
を使用します。
-Y
ans = [ 11, 0] [ 7, 10]
関数の減算
関数 g
を関数 f
から減算します。
syms f(x) g(x) f = sin(x) + 2*x; y = f - g
y(x) = 2*x - g(x) + sin(x)
入力引数
ヒント
非スカラー引数はすべて同じサイズでなければなりません。一方の入力引数が非スカラーである場合、
minus
によってスカラーは、すべての要素が対応するスカラーと等しい、非スカラー引数と同じサイズの配列に拡張されます。