Main Content

ldivide, .\

シンボリック配列の左除算

説明

B.\AAB で除算します。

関数 ldivide(B,A) は、関数 B.\A と等価です。

行列によるスカラーの除算

23 列の行列を作成します。

B = sym('b', [2 3])
B =
[ b1_1, b1_2, b1_3]
[ b2_1, b2_2, b2_3]

シンボリック式 sin(a) を行列 B の各要素で除算します。

syms a
B.\sin(a)
ans =
[ sin(a)/b1_1, sin(a)/b1_2, sin(a)/b1_3]
[ sin(a)/b2_1, sin(a)/b2_2, sin(a)/b2_3]

行列による行列の除算

33 列のシンボリック ヒルベルト行列と 33 列の対角行列を作成します。

H = sym(hilb(3))
d = diag(sym([1 2 3]))
H =
[   1, 1/2, 1/3]
[ 1/2, 1/3, 1/4]
[ 1/3, 1/4, 1/5]
 
d =
[ 1, 0, 0]
[ 0, 2, 0]
[ 0, 0, 3]

要素ごとの左除算演算子 .\ を使用することによって dH で除算します。この演算子は、1 番目の行列の各要素を 2 番目の行列の対応する要素で除算します。行列の次元は同じでなければなりません。

H.\d
ans =
[ 1, 0,  0]
[ 0, 6,  0]
[ 0, 0, 15]

式をシンボリック関数で除算

シンボリック式をシンボリック関数で除算します。結果はシンボリック関数となります。

syms f(x)
f(x) = x^2;
f1 = f.\(x^2 + 5*x + 6)
f1(x) =
(x^2 + 5*x + 6)/x^2

入力引数

すべて折りたたむ

入力。シンボリック スカラー変数、シンボリック行列変数、シンボリック関数、シンボリック行列関数、シンボリック式として指定するか、シンボリック スカラー変数のベクトル、行列、または配列として指定します。入力 AB は、いずれかがスカラー値でない限り、同じサイズでなければなりません。スカラー値は、他方の入力と同じサイズの配列に拡張されます。

入力。シンボリック スカラー変数、シンボリック行列変数、シンボリック関数、シンボリック行列関数、シンボリック式として指定するか、シンボリック スカラー変数のベクトル、行列、または配列として指定します。入力 AB は、いずれかがスカラー値でない限り、同じサイズでなければなりません。スカラー値は、他方の入力と同じサイズの配列に拡張されます。

バージョン履歴

R2006a より前に導入

すべて展開する