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moment
中心モーメント
説明
例
指定された次数の中心モーメントの計算
結果の再現性を得るため、乱数シードを設定します。
rng('default')
6 行 5 列の行列を生成します。
X = randn(6,5)
X = 6×5
0.5377 -0.4336 0.7254 1.4090 0.4889
1.8339 0.3426 -0.0631 1.4172 1.0347
-2.2588 3.5784 0.7147 0.6715 0.7269
0.8622 2.7694 -0.2050 -1.2075 -0.3034
0.3188 -1.3499 -0.1241 0.7172 0.2939
-1.3077 3.0349 1.4897 1.6302 -0.7873
X
の 3 次の中心モーメントを求めます。
m = moment(X,3)
m = 1×5
-1.1143 -0.9973 0.1234 -1.1023 -0.1045
m
は、X
の各列の 3 次の中心モーメントが含まれている行ベクトルです。
特定の次元に沿った中心モーメントの計算
多次元配列のさまざまな次元に沿った中心モーメントを求めます。
結果の再現性を得るため、乱数シードを設定します。
rng('default')
4 x 3 x 2 の乱数行列を作成します。
X = randn([4,3,2])
X = X(:,:,1) = 0.5377 0.3188 3.5784 1.8339 -1.3077 2.7694 -2.2588 -0.4336 -1.3499 0.8622 0.3426 3.0349 X(:,:,2) = 0.7254 -0.1241 0.6715 -0.0631 1.4897 -1.2075 0.7147 1.4090 0.7172 -0.2050 1.4172 1.6302
既定の次元に沿って X
の 4 次の中心モーメントを求めます。
m1 = moment(X,4)
m1 = m1(:,:,1) = 11.4427 0.3553 33.6733 m1(:,:,2) = 0.0360 0.4902 2.3821
既定では、moment
は、サイズが 1 ではない X
の最初の次元に沿って作用します。このケースでは、この次元は X
の 1 番目の次元です。したがって、m1
は 1 x 3 x 2 の配列です。
2 番目の次元に沿って X
の 4 次の中心モーメントを求めます。
m2 = moment(X,4,2)
m2 = m2(:,:,1) = 7.3476 13.8702 0.4625 2.7741 m2(:,:,2) = 0.0341 2.2389 0.0171 0.6766
m2
は 4 x 1 x 2 の配列です。
3 番目の次元に沿って X
の 4 次の中心モーメントを求めます。
m3 = moment(X,4,3)
m3 = 4×3
0.0001 0.0024 4.4627
0.8093 3.8273 15.6340
4.8866 0.7205 1.1412
0.0811 0.0833 0.2433
m3
は 4 行 3 列の行列です。
次元のベクトルに沿った中心モーメントの計算
入力引数 'all'
および vecdim
を使用して、複数次元における中心モーメントを求めます。
結果の再現性を得るため、乱数シードを設定します。
rng('default')
4 x 3 x 2 の乱数行列を作成します。
X = randn([4 3 2])
X = X(:,:,1) = 0.5377 0.3188 3.5784 1.8339 -1.3077 2.7694 -2.2588 -0.4336 -1.3499 0.8622 0.3426 3.0349 X(:,:,2) = 0.7254 -0.1241 0.6715 -0.0631 1.4897 -1.2075 0.7147 1.4090 0.7172 -0.2050 1.4172 1.6302
X
の 3 次の中心モーメントを求めます。
mall = moment(X,3,'all')
mall = 0.2431
mall
は、入力データセット X
全体の 3 次の中心モーメントです。
1 番目の次元と 2 番目の次元を指定して、X
の各ページの 3 次のモーメントを求めます。
mpage = moment(X,3,[1 2])
mpage = mpage(:,:,1) = 0.6002 mpage(:,:,2) = -0.3475
たとえば、mpage(1,1,2)
は、X(:,:,2)
の要素の 3 次の中心モーメントです。
2 番目の次元と 3 番目の次元を指定して、X(i,:,:)
の各スライスにおける要素の 3 次のモーメントを求めます。
mrow = moment(X,3,[2 3])
mrow = 4×1
2.7552
0.0443
-0.7585
0.5340
たとえば、mrow(1)
は、X(1,:,:)
の要素の 3 次の中心モーメントです。
入力引数
X
— 入力データ
ベクトル | 行列 | 多次元配列
母集団から抽出した標本を表す入力データ。ベクトル、行列または多次元配列を指定します。
X
がベクトルである場合、moment(X,order)
はX
内の要素の k 次の中心モーメントであるスカラー値を返します。X
が行列である場合、moment(X,order)
はX
の各列の k 次の中心モーメントが格納されている行ベクトルを返します。X
が多次元配列である場合、moment(X,order)
はX
の大きさが 1 でない最初の次元に作用します。
X
が行列または配列である場合に作用次元を指定するには、入力引数 dim
を使用します。
データ型: single
| double
order
— 中心モーメントの次数
正の整数
中心モーメントの次数。正の整数を指定します。
データ型: single
| double
dim
— 次元
正の整数
作用する対象となる次元。正の整数を指定します。dim
の値を指定しなかった場合、X
の大きさが 1 でない最初の次元が既定値になります。
行列 X
の 3 次の中心モーメントを考えます。
dim
が 1 に等しい場合、moment(X,3,1)
はX
の各列の 3 次の中心モーメントが格納されている行ベクトルを返します。dim
が 2 に等しい場合、moment(X,3,2)
はX
の各行の 3 次の中心モーメントが格納されている列ベクトルを返します。
dim
が ndims(X)
より大きい場合、または size(X,dim)
が 1 である場合、moment
は X
と同じサイズのゼロの配列を返します。
データ型: single
| double
出力引数
m
— 中心積率
スカラー | ベクトル | 行列 | 多次元配列
中心モーメント。スカラー、ベクトル、行列または多次元配列として返されます。
アルゴリズム
ある分布に対する次数 k の中心モーメントは、次のように定義されます。
ここで、µ は x の平均であり、E(t) は数量 t の期待値を表します。関数 moment
は、この母集団における値が標本ではどのようになるかを計算します。
1 次の中心モーメントはゼロであり、2 次の中心モーメントは n - 1 ではなく n で除算した分散であることに注意してください。n は、ベクトル x
の長さまたは行列 X
の行数です。
拡張機能
C/C++ コード生成
MATLAB® Coder™ を使用して C および C++ コードを生成します。
使用上の注意事項および制限事項:
入力引数
'all'
およびvecdim
はサポートされません。入力引数
dim
はコンパイル時の定数でなければなりません。入力引数
dim
を指定しなかった場合、生成されるコードでは作用次元が異なる可能性があります。この結果、ランタイム エラーが発生する可能性があります。詳細は、自動次元選択の制限事項 (MATLAB Coder)を参照してください。order
が非整数でX
が実数の場合は、moment(complex(X),order)
を使用します。
コード生成の詳細については、コード生成の紹介および一般的なコード生成のワークフローを参照してください。
スレッドベースの環境
MATLAB® の backgroundPool
を使用してバックグラウンドでコードを実行するか、Parallel Computing Toolbox™ の ThreadPool
を使用してコードを高速化します。
この関数は、スレッドベースの環境を完全にサポートします。詳細については、スレッドベースの環境での MATLAB 関数の実行を参照してください。
GPU 配列
Parallel Computing Toolbox™ を使用してグラフィックス処理装置 (GPU) 上で実行することにより、コードを高速化します。
使用上の注意事項および制限事項:
入力引数
'all'
およびvecdim
はサポートされません。
詳細は、GPU での MATLAB 関数の実行 (Parallel Computing Toolbox)を参照してください。
バージョン履歴
R2006a より前に導入
MATLAB コマンド
次の MATLAB コマンドに対応するリンクがクリックされました。
コマンドを MATLAB コマンド ウィンドウに入力して実行してください。Web ブラウザーは MATLAB コマンドをサポートしていません。
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