unique
(非推奨) データセット配列の一意の観測値
dataset データ型は推奨されません。異種混合データを処理するには、代わりに MATLAB® table データ型を使用します。詳細は、MATLAB table ドキュメンテーションを参照してください。
構文
C = unique(A)
[C,ia,ic] = unique(A)
C = unique(A,vars)
[C,ia,ic] = unique(A,vars)
[...] = unique(A,vars,occurrence)
[...] = unique(...,'R2012a')
[...] = unique(...,'legacy')
[...] = unique(A,vars,setOrder)
説明
メモ
dataset.unique の動作は MATLAB 関数 unique と一致します。'legacy' フラグを使用して既存のコードにある R2012b 以前の動作を保持する例は、unique のドキュメンテーションを参照してください。
C = unique(A) は、並べ替えた一意な観測値のみが含まれているデータセット A のコピーを返します。A には、次のような、unique メソッドがあるクラスの変数を含めなければなりません。
数値
character
logical
categorical
string
文字ベクトルの cell 配列
列が複数ある変数の場合、クラスの unique メソッドは 'rows' フラグをサポートしなければなりません。
[C,ia,ic] = unique(A) は、C = A(ia,:) および A = C(ic,:) となるインデックス ベクトル ia および ic も返します。
C = unique(A,vars) は、vars で指定された A 内の変数に対する一意な値の組み合わせのそれぞれについて 1 つの観測値のみが含まれているデータセットを返します。vars は、正の整数、正の整数のベクトル、文字ベクトル、string 配列、文字ベクトルの cell 配列、または logical ベクトルです。C には、A の変数がすべて含まれます。vars で指定されない変数の C の値は、A における観測値の最後の出現箇所から取得されます。その際、変数の一意の組み合わせはそれぞれ、vars で指定されます。
[C,ia,ic] = unique(A,vars) は、C = A(ia,:) および A(:,vars) = C(ic,vars) であるようなインデックス ベクトル ia および ic も返します。
[...] = unique(A,vars,occurrence) は、A に反復される観測がある場合に ia にどのインデックスを返すか指定します。既定値は occurrence='first' で、A で繰り返し現れる各観測値の最初の出現場所のインデックスが返されます。occurrence='last' の場合は、A で繰り返し現れる各観測値の最後の出現場所のインデックスが返されます。vars で指定されていない変数に対する C の値は、観測 A(ia,:) から取得します。すべての変数の既定値を使用するには、vars を [] として指定します。
[...] = unique(...,'R2012a') は、unique の将来の動作を採用します。A、vars、または occurrence を受け入れる以前の構文の最終的な引数としてフラグを指定できます。
[...] = unique(...,'legacy') は unique の現在の動作を維持します。A、vars、または occurrence を受け入れる以前の構文の最終的な引数としてフラグを指定できます。
[...] = unique(A,vars,setOrder) は特定の順序で C の観測を返します。setOrder='sorted' はソート順で C の値を返します。setOrder='stable' は A と同じ順序で C の値を返します。A で観測が反復していると、ia は反復するそれぞれの観測が最初に出現する位置のインデックスを返します。すべての変数の既定値を使用するには、vars を [] として指定します。