discardSupportVectors
線形サポート ベクター マシン (SVM) 分類器のサポート ベクターを破棄
説明
は、学習済みの線形サポート ベクター マシン (SVM) モデル Mdl
= discardSupportVectors(MdlSV
)Mdl
を返します。Mdl
と学習済みの線形 SVM モデル MdlSV
はどちらも、同じタイプのオブジェクトです。つまり、これらはどちらも ClassificationSVM
オブジェクトまたは CompactClassificationSVM
オブジェクトのいずれかです。ただし、Mdl
と MdlSV
は以下の点が異なります。
Mdl
では、Alpha
、SupportVectors
およびSupportVectorLabels
プロパティが空 ([]
) になります。Mdl
を表示すると、Alpha
プロパティではなくBeta
プロパティが表示されます。
例
入力引数
ヒント
学習済みの線形 SVM モデルの場合、
SupportVectors
プロパティは nsv 行 p 列の行列です。nsv はサポート ベクターの個数 (最大で学習標本のサイズ)、p は予測子または特徴量の個数です。Alpha
およびSupportVectorLabels
プロパティは、nsv 個の要素があるベクトルです。多くの観測値または事例が含まれている複雑なデータセットの場合、これらのプロパティが大きくなる可能性があります。Beta
プロパティは、p 個の要素が含まれているベクトルです。学習済みの SVM モデルに多数のサポート ベクターが含まれている場合は、
discardSupportVectors
を使用して、学習済みの線形 SVM モデルが消費する領域を減らします。サポート ベクター行列のサイズを表示するには、「size(MdlSV.SupportVectors)
」と入力します。
アルゴリズム
predict
と resubPredict
は、次の式を使用して、SVM スコア f(x) の推定と、以後のラベル付けおよび事後確率の推定を行います。
β は Mdl.Beta
、b は Mdl.Bias
です。つまり、それぞれ Mdl
の Beta
および Bias
プロパティです。詳細は、バイナリ分類のサポート ベクター マシンを参照してください。
拡張機能
バージョン履歴
R2015a で導入