strcmp

Stateflow チャートでの string の比較 (大文字小文字を区別する)

構文

tf = strcmp(str1,str2)

tf = strcmp(str1,str2,n)

説明

tf = strcmp(str1,str2) は、string str1 と str2 を比較します。

• MATLAB^® をアクション言語として使用するチャートでは、string が同一の場合、演算子は 1 (true) を返し、そうでない場合は 0 (false) を返します。

• C をアクション言語として使用するチャートでは、string が同一の場合、演算子は 0 を返します。それ以外の場合、使用するコンパイラによって異なる非ゼロの整数を返します。この値は、シミュレーションと生成コードで異なる場合があります。

tf = strcmp(str1,str2,n) は、str1 と str2 の最初の n 文字を比較します。

メモ

この構文は、C をアクション言語として使用する Stateflow^® チャートでのみサポートされます。MATLAB をアクション言語として使用するチャートでは、strncmp を使用します。

例

MATLAB をアクション言語として使用するチャート内での string の比較

string が等しいため、値 1 (true) を返します。

x = strcmp("Hello","Hello");

string が等しくないため、値 0 (false) を返します。

y = strcmp("Hello","Hello!");

関係演算子を使用して string を比較できます。== を使用して、2 つの string が等しいかどうかを判定します。

[str1 == str2]

~= を使用して、2 つの string が等しくないかどうかを判定します。

[str1 ~= str2]

C をアクション言語として使用するチャート内での string の比較

string が等しいため、値 0 を返します。

x = strcmp("Hello","Hello");

string が等しくないため、非ゼロ値を返します。

y = strcmp("Hello","Hello!");

関係演算子を使用して string を比較できます。== を使用して、2 つの string が等しいかどうかを判定します。

[str1 == str2]

!= または ~= を使用して、2 つの string が等しくないかどうかを判定します。

[str1 != str2]

string の先頭 N 文字の比較

各 string が同じ 5 文字で始まるため、値 0 を返します。

z = strcmp("Hello","Hello!",5);

この構文は、C をアクション言語として使用する Stateflow チャートでのみサポートされます。MATLAB をアクション言語として使用するチャートでは、strncmp を使用します。

入力引数

str1, str2 — 入力 string

string スカラー

入力 string。string スカラーとして指定します。MATLAB をアクション言語として使用するチャートでは、リテラル文字列は二重引用符で囲みます。

例: "Hello"

n — チェック対象の文字数

正の整数

チェック対象となる各 string の先頭からの文字数。正の整数として指定します。

バージョン履歴

R2018b で導入

参考

matches | strcmpi | strncmp | strncmpi

トピック

• string を使用したテキスト情報の管理