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シーケンス ビューアー

メッセージ、イベント、ステート、遷移、関数の可視化

R2020b 以降

説明

シーケンス ビューアーは、メッセージのフロー、関数の呼び出し、ステートの遷移を可視化します。

シーケンス ビューアーを使用すると、Simulink® モデル内、System Composer™ の Simulink 動作モデル内、および Simulink モデルの Stateflow® チャート間でのメッセージの交換、イベント、関数呼び出しを確認できます。

シーケンス ビューアー ウィンドウでは、Stateflow チャートの実行に関連するイベント データと、Stateflow チャート間でのメッセージの交換を表示できます。シーケンス ビューアー ウィンドウには、モデル実行中のさまざまな時点で作成、送信、転送、受信、破棄されたメッセージが表示されます。シーケンス ビューアー ウィンドウには、ステート アクティビティ、遷移や、Stateflow グラフィカル関数、Simulink 関数、MATLAB® 関数への関数呼び出しも表示されます。詳細については、Sequence Viewer を使用したメッセージ、イベント、エンティティの可視化を参照してください。

メモ

シーケンス ビューアーは、MATLAB Function ブロックおよび S-Function によって生成された関数呼び出しを表示しません。

Sequence Viewer tool

シーケンス ビューアー を開く

  • Simulink ツールストリップ: [シミュレーション] タブの [結果の確認] セクションで、[シーケンス ビューアー] をクリックします。

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  1. イベントのログ記録を有効にするには、Simulink ツールストリップの [シミュレーション] タブにある [準備] セクションで、[イベントのログ] をクリックします。

  2. モデルをシミュレートします。

  3. ツールを開くには、Simulink ツールストリップの [シミュレーション] タブにある [結果の確認] セクションで、[シーケンス ビューアー] をクリックします。

関連する例

パラメーター

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時間増分の精度の桁数。可変ステップ ソルバーを使用する際、このパラメーターを変更してシーケンス ビューアーの時間精度を調整します。ブロックで既定でサポートされる精度の桁数は 3 桁です。最小精度と最大精度はそれぞれ 116 です。

たとえば、ブロックが 0.12150.1219 の時点で発生する 2 つのイベントを表示する場合を考えます。この 2 つのイベントを正確に表示するには 4 桁の精度が必要です。精度が 3 の場合、ブロックはこの 2 つのイベントを 0.121 の時点で表示します。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: SequenceViewerTimePrecision
: 文字ベクトル
: '3' | スカラー
既定の設定: '3'

最後のイベントより前のイベントのうち、表示するイベントの総数。イベント数の最小値と最大値はそれぞれ 025000 です。

たとえば、[履歴]5 で、シミュレーション内のイベント数が 10 件の場合、ブロックには 6 件のイベント (最後のイベントと、それより前の 5 件のイベント) が表示されます。これより前のイベントは表示されません。時間ルーラーは灰色で表示され、シミュレーションの開始時点と、最初に表示されるイベントの時点との間の時間を示します。

送信、受信、ドロップ、関数呼び出しの各イベントは、同じシミュレーション時間で発生した場合でもそれぞれ 1 件のイベントとして計上されます。

プログラムでの使用

ブロック パラメーター: SequenceViewerHistory
: 文字ベクトル
: '1000' | スカラー
既定の設定: '1000'

バージョン履歴

R2020b で導入

参考

ブロック