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要件タイプ

各要件または各参照要件には、要件の役割を指定する要件タイプがあります。要件タイプは、slreq.Requirement オブジェクトまたは slreq.Reference オブジェクトの Type プロパティによって指定されます。

組み込み要件タイプ

要件の作成またはインポートを行う際、次の組み込み要件タイプを使用できます。

  • 機能要件: 機能要件を使用して、設計に必要となる機能的な動作をキャプチャします。Requirements Toolbox™ は、要件リンクに基づいて機能要件の実装および検証の状態を計算します。

  • コンテナー: コンテナー要件を使用して、要件をグループに整理し、階層を作成します。要件セットの実装および検証の状態を計算する際、Requirements Toolbox にはコンテナー要件は含まれません。ただし、コンテナー要件下のすべての機能要件は、状態の計算の対象となります。

  • 情報要件: 機能的な動作以外の動作やその他の補足情報をキャプチャするには、情報要件を使用します。要件セットの実装と検証の状態を計算する際、Requirements Toolbox には情報要件とその要件下の要件はどれも含まれません。

実装と検証の状態の詳細については、要件実装の状態の確認要件検証の状態の確認を参照してください。

カスタム要件タイプ

いずれかの組み込みタイプを拡張し、プロジェクトに合った要件タイプを定義することで、カスタム要件を作成できます。たとえば、システムまたは利害関係者の要件に合わせてカスタム タイプを作成できます。ステレオタイプを使用して、カスタム プロパティを持つカスタム要件タイプを定義したり、sl_customization ファイルを使用してカスタム要件タイプを定義したりできます。詳細については、Define Custom Requirement and Link Types and Propertiesを参照してください。

カスタム要件タイプは、いずれかの組み込みタイプを基本動作として使用しなければなりません。カスタム要件タイプは、要件タイプが実装の状態と検証の状態の対象となる方法など、組み込みタイプから一部の機能を継承します。詳細については、Define Custom Requirement and Link Types and PropertiesChoose a Built-in Type as a Base Behaviorの節を参照してください。

要件タイプの設定

Requirements Toolbox で要件の作成またはインポートを行う際、要件エディターで要件タイプを指定できます。指定するには、[要件の表示] をクリックし、右側のペインの [プロパティ][タイプ] リストからタイプを選択します。これにより、組み込み要件タイプまたはカスタム要件タイプから選択できます。

参考

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