リンクへのカスタム属性の追加

Requirements Toolbox™ を使用してリンクセットを作成するとき、リンクセットに含まれるリンクに適用されるカスタム属性を作成できます。カスタム属性は、リンクに関連付けられているプロパティのセットを拡張します。

あるいは、カスタムリンクタイプとプロパティを定義するステレオタイプを作成して、リンクをカスタマイズできます。詳細については、Define Custom Requirement and Link Types and Propertiesを参照してください。

リンクセットへのカスタム属性の定義

リンクセットにカスタム属性を定義するには、以下を行います。

要件エディターを開きます。MATLAB^® コマンドプロンプトで、次のように入力します。
```
slreq.editor
```
要件リンクを含む要件セットを開くか、要件セットを新規作成して要件リンクを作成します。詳細については、Create and Store Linksを参照してください。
[リンクの表示] をクリックします。
リンクセットを選択します。
右側のペインの [カスタム属性レジストリ] で [追加] をクリックして、リンクセットにカスタム属性を追加します。
[カスタム属性登録] ダイアログボックスが表示されます。[名前] フィールドにカスタム属性の名前を入力します。[タイプ] ドロップダウンメニューからタイプを選択します。[説明] フィールドにカスタム属性の説明を入力します。

あるいは、addAttribute を使用して、リンクセットにカスタム属性をプログラムによって追加することができます。

カスタム属性のタイプ

カスタム属性には、次の 4 つのタイプがあります。

Edit:文字配列を受け入れるテキストボックスです。既定値はありません。
Checkbox:オンまたはオフにすることができる単一のチェックボックスです。既定値はオフです。
Combobox:ユーザー定義のオプションをもつドロップダウンメニューです。Unset は、常にドロップダウンメニューの 1 つ目のオプションとなり、かつ既定の属性値になります。
DateTime:datetime 配列のみを受け入れるテキストボックスです。既定値はありません。datetime 配列の詳細については、datetimeを参照してください。

リンクへのカスタム属性値の設定

リンクセットにカスタム属性を定義した後、各リンクにカスタム属性値を設定できます。要件エディターでリンクを選択します。右側のペインの [カスタム属性] で、フィールドに目的の値を入力します。

メモ

カスタム属性値は、一度に 1 つのリンクに対してのみ設定できます。

setAttribute を使用して、リンクのカスタム属性値をプログラムによって設定することもできます。

リンクの Checkbox または Combobox タイプのカスタム属性に値を定義しない場合は、値は既定値に設定されます。Checkbox カスタム属性の場合、リンクセットの既定値は右側のペインの [カスタム属性レジストリ] で定義されます。Combobox カスタム属性の場合、既定値は Unset です。

カスタム属性の編集

リンクセットにカスタム属性を定義した後、カスタム属性に限定的な変更を行えます。要件エディターでリンクセットを選択します。右側のペインの [カスタム属性レジストリ] で、編集するカスタム属性を選択し、[編集] をクリックします。

あるいは、updateAttribute を使用してカスタム属性をプログラムによって編集できます。

どのタイプのカスタム属性でも、名前と説明を編集できます。Combobox カスタム属性では、ドロップダウンメニューの各オプションの値の編集や、オプションの追加および削除もできます。オプションを削除した場合、それまでその値が設定されていたリンクのカスタム属性値は既定値 Unset にリセットされます。一度に複数のオプションの値を編集すると、リンクセット内のすべてのリンクについて、その属性のカスタム属性値がリセットされます。ただし、単一のオプションの値は、カスタム属性値をリセットせずに編集できます。また、どのオプションの値も変更せずに既存のオプションを並べ替えた場合、リンクのカスタム属性値はリセットされません。

リンクにカスタム属性値を設定した後、要件エディターでリンクを選択して右側のペインの [カスタム属性] で更新値を設定することによって、値はいつでも変更できます。